Bitwig Studio 4.1がリリースされました。
以前のバージョンは、以下のページからダウンロードできます。
https://www.bitwig.com/en/previous_releases.html
システム要件
- Windows:Windows 7、8、10(すべて64bit)、Windows 11
- Mac:macOS 10.14(”Mojave”)以上(macOS 12 Monterey対応)
- Linux:Ubuntu 18.04以降
- CPU:SSE4.1対応のCPU。64-bit Intel または Apple Silicon CPU。
Bitwig Studio 4.1 [2021年11月24日リリース]
新機能
- すべてのトラックからダイレクトMIDI出力が可能に:
- 検出されたすべてのポートが「ノート出力」セクションに表示
- ディレイ補正が必要な場合には、従来通りHW Instrumentデバイスを使用可能
- Mackie Control用のコントローラースクリプトを追加(最大3台のExtenderをサポート)
新しいノートFXデバイス
- BEND:ノートのピッチを曲げる
- DRIBBLE:重力に負けるまでノートをバウンスする
- HUMANIZE:ノートのチャンス、タイミング、ベロシティをランダムに
- NOTE REPEATS:ノートをリトリガーする
- QUANTIZE:次のビートまでノートをホールドする
- RANDOMIZE:ノートオン時にノートのピッチ、ベロシティ、オートメーションの表現をランダムに
- RICOCHET:ノートを部屋の中で跳ねるボールのようにトリガーする
- STRUM:和音を断片化して、1音ずつ(または複数音)演奏する
更新されたインストゥルメント・デバイス
- SAMPLER
更新されたノートFXデバイス
- MULTI-NOTE
- NOTE LENGTH
- NOTE FILTER
新しいカラーパレット
- トラック、クリップ、レイヤー、アレンジャーのキューマーカーに異なるカラーパレットが用意され、より多くの色がこれらの要素に使用できるように
- インスペクターパネルのカラー選択エリアやコンテキストメニューで、右向きの三角形(▶︎)をクリックすると、利用可能なパレットを切り替え可能
- 任意の画像ファイル(JPGまたはPNGファイル)をBitwigウィンドウ上部のダッシュボードアイコンにドラッグして、ユーザーライブラリーに新しいカラーパレットを追加可能
改善点
- MIDIスタイルのノート名(例:C-1、D#4)を整数パラメーターに入力可能に
- Stepsモジュレーター:バイポーラーの切り替えが可能に
- アレンジャークリップのマウス操作の優先順位とヒットエリアの改善 [26816]
- Arpeggiatorデバイス:次のステップでレートを更新するオプションが追加され、レートを変更したときに「アウトオブグリッド」にならないように [26939]
- すべてのBitwigインストゥルメントのデフォルトプリセットを更新:
- 「ベロシティ感度(velocity sensitivity)」設定を含むすべてのインストゥルメントは、センターに設定されます。
- すべてのポリフォニックインストゥルメントに、デバイスのピッチにプリワイヤードされ、Modwheelでコントロール可能なVibratoモジュレーターと、ワイヤードされていないExpressionsモジュレーターとを追加
- 一部のノートFXデバイスの名称を変更:
- Echo(旧称:Note Echo)
- Harmonize(旧称:Note Harmonizer)
- Key Filter(旧称:Diatonic Transposer)
- Latch(旧称:Note Latch)
- Multi-note(旧称:Multi-Note)
- Note Transpose(旧称:Note Pitch Shifter)
- Transpose Map(旧称:Transposition Map )
- Velocity Curve(旧称:Note Velocity)
- プラグインホストのプロセスがハングアップした場合、ユーザーはプロセスをキルすることが可能
- VST3:IMidiLearnのサポートを追加
- コントローラーAPIの改善:
- アレンジャーのループ範囲へのアクセスを提供 [26341]
- キューマーカーの追加と削除の機能 [26340]
- グループトラックを展開/折りたたむオプション [26342]
- canUndo と canRedo を追加 [26343]
- Linux:ffmpeg をバンドルするように
修正点
- クリップを統合すると、様々なクリップ設定が失われることがある問題を修正 [26679]
- アレンジャーのクリップスタートマーカーがゼロの位置にない場合、時間選択がオフセットにスナップしない問題を修正 [26827]
- テンポオートメーションが存在する場合、生のオーディオイベントの波形が誤ったタイミングで表示されることがある問題を修正 [26778]
- プロジェクトをロードしたときにミュートされたトラックのメーターがグレーアウトしない問題を修正 [27143]
- ハイブリッドトラックを使用した特定のプロジェクトで、オーディオエフェクトが聞き取れない問題を修正 [26867]
- 1.1.1 以前のオーディオを含むクリップで、コンピングが正しく動作しない問題を修正 [26865]
- ストレッチモードでコンピング・テイクを編集するとリージョンが消えることがある問題を修正 [26826]
- コンピング・テイクにオーディオを折り畳む際にクラッシュする問題を修正 [26879]
- Drum Machineデバイス:新しいプリセットをロードした後、チョーキング設定が持続することがある問題を修正 [26612].
- Note Transposeデバイス:初期化が正しく行われない問題を修正 [27070]
- Gridモジュール:オーディオエンジンがプロジェクトに再接続された後、オーディオセレクターを持つ様々なモジュール(HW Out、CV Outなど)が動作しないことがある問題を修正 [26888]
- モジュレーションが負の値の範囲を超えた場合、モジュレーションインジケーターの色が間違っていた問題を修正
- モジュレーションソースのコンテキストメニューにモジュレータの名前が表示されない問題を修正
- 特定のコントローラーを使用する際にアプリケーションのパフォーマンスが低下する原因となっていたメモリリークを修正
- 同じケースでアンドゥ/リドゥを実行するとクラッシュする問題を修正 [21926]
- プロジェクトパネルのFilesページでWavetableのリソースのアイコンが表示されない問題を修正
- VST 3プラグイン:エクスポート後にサイドチェインが非アクティブになることがある問題を修正 [27069]
- ループジャンプの時、間違ったサンプルとタイミング情報がプラグインに送られ、最初の音がスキップされることがある問題を修正 [22690]
- ロード中にハングアップまたはクラッシュしたプラグインがオーディオエンジンをロックすることがある問題を修正 [26934]
- UndoまたはRedoを実行する際に発生する様々なランダムクラッシュを修正
- v.4.0ベータ版で作成された壊れたプロジェクトを自動的に修復可能に [26830]
- アクティベーションダイアログのメッセージが明確ではなかった問題を修正 [27060]
- Windows:ロードされたデバイスのプリセットをブラウズするとき、ポップアップブラウザは正しいフィルターを表示していなかった問題を修正 [26982]
- macOS:スクリーンの接続または切断時に、Bitwig Studioがフォアグラウンドにジャンプする問題を修正 [25636]
- コントローラーAPI:クリップのノートのステップ・オブザーバーが誤ったステップインデックスを報告することがある問題を修正