Bitwig Studio 3.0が公開されました。
Bitwig Studio 2をご利用の方は、アプリケーション起動時のダイアログより更新を行ってください。
新機能
- The Grid の追加(Bitwig Studioの新しいモジュール式サウンドデザインデバイス。154個のモジュールのライブラリで構成されています(下記の The Grid の項目を参照)。
- ポリフォニーをサポートするすべてのBitwigデバイス用のインスペクタパネルを改良。3つのボイスモード(ポリフォニーと2種類のモノラル)、ボイススタッキングなどを追加。
- Realtime Rulerを追加。ルーラー部分に「分 : 秒 . ミリ秒」で時間を表示。ルーラーエリアを右クリックし、コンテキストメニューで有効可能。
- 自動プロジェクトバックアップ機能を追加。プロジェクトを保存するたびに、最新のプロジェクトファイルのコピーをプロジェクトフォルダ内に保存。
- ルーティング選択の際にVUメーターを表示、シグナルを確認可能に。
- いくつかのデバイスでヘッダーを右クリックすると、デバイスの変換をするメニューを追加(例:EQ-2からEQ-5)。
- マニュアルマッピングのActionの項目に、トラックやグループトラックの「Activate」「Deactivate」「Toggle Active」「Activate Exclusively」を追加。
- Ableton Link バージョン3に対応。トランスポートのスタートとストップを同期可能。
- GUIのコントラスト設定を追加。
- Keith McMillen Instruments社のコントローラー「K-Board Pro 4」に対応。
The Grid
- デバイスとして新たに、インストゥルメントを作成するためのGridデバイスPoly Gridを追加。モノ/ポリ・シンセ、サンプラー、シーケンス・パッチなどあらゆるインストゥルメントを作成可能。
- デバイスとして新たに、Voice Stackingオプションを含むオーディオエフェクトを作成するためのFX Gridの追加。
- 200個以上のグリッドのファクトリープリセットを追加。
- 異なるグリッドデバイス間で変換したり、コンテンツをコピー&ペーストする機能の追加。
- モジュールの操作に関するをジェスチャー機能を追加。
- 一般的な接続をワイヤレスで自動的に接続するプリ・コード機能。
- The Gridのすべての信号は、現在のサンプルレートの400%でオーバーサンプリング。
- The Gridのすべての信号は、ステレオであり、あらゆる信号を簡単に「ステレオ化」するように構成。
- モジュールを選択してから [F1] キーを押すか、インスペクターパネルの [Show Help] をクリックすると、モジュールについての説明を表示。
- インスペクターパネルのオートスコープは、選択したモジュールに出入りする、すべての信号を表示。
- Bitwig Studio 3のマニュアルを更新し、The Gridに関する新しい章を追加。
- 16個のカテゴリから、154個のモジュールを使用可能:
- I/O(18)- Gridデバイスに入出力する信号用のターミナルモジュール
- Audio In、Gate In、Phase In、Pitch In、Pressure In、Timbre In、Velocity In、Audio Out、Audio Sidechain、HW In、HW Out、CV In、CV Out、CV Pitch Out、Key On、Keys Held、Transport Playing、Modulator Out
- Display(7)- 信号の可視化とコメントを残すモジュール
- Label、Comment、Oscilloscope、Spectrum、VU Meter、XY、Value Readout
- Phase(14)- 位相信号を出力するモジュール
- Phasor、Ø Bend、Ø Reset、Ø Scaler、Ø Reverse、Ø Wrap、Ø Counter、Ø Formant、Ø Lag、Ø Mirror、Ø Shift、Ø Sinemod、Ø Skew、Ø Sync
- Data(10)- 入力された位相信号で読み取られるルックアップモジュール
- Gates、Pitches、Steps、Triggers、Probabilities、Ø Pulse、Ø Saw、Ø Sine、Ø Triangle、Ø Window
- Oscillator(7)- 波形またはサンプルに基づく周期信号生成モジュール
- Pulse、Sawtooth、Sine、Triangle、Phase-1、Swarm、Sampler
- Random(4)- 非周期的およびランダム化された信号生成モジュール
- Noise、S/H LFO、Chance、Dice
- LFO(3)- 周期的な低周波発振モジュール
- LFO、Clock、Transport
- Envelope(4)- エンベロープを生成または抽出するモジュール
- ADSR、AD、AR、Follower
- Filter(6)- 特定の周波数帯域を消去したり強調するモジュール
- Low-pass LD、Low-pass SK、SVF、High-pass、Low-pass、Comb
- Shaper(6)- さまざまな波形整形モジュール
- Chebyshev、Distortion、Quantizer、Rectifier、Wavefolder、Curve
- Delay(5)- 遅延機能、フィードバックを可能にするモジュール
- Delay、Long Delay、Mod Delay、All-pass、Recorder
- Mix(10)- 信号ルーティングおよびミキシングモジュール
- Blend、Mixer、LR Mix、Select、Toggle、Merge、Split、Stereo Merge、Stereo Split、Stereo Width
- Level(17)- 音量に関するモジュール(コンバーターなど)
- Level、Value、Attenuate、Bias、Gain – Vol、Gain – dB、Average、Lag、Bend、Clip、Level Scaler、Value Scaler、AM/RM、Hold、Sample / Hold、Bi→Uni、Uni→Bi
- Pitch(5)- ピッチの値を生成するモジュール
- Pitch、Pitch Quantize、by Semitone、Pitch Scaler、Zero Crossings
- Math(18)- 基本的な算術演算子
- Constant、Add、Divide、Multiply、Subtract、Abs、Ceil、Floor、Minmax、Quantize、Round、Product、Sum、dB → Lin、Exp、Lin → dB、Log、Power
- Logic(20)- コンパレーターおよびその他の論理モジュール
- Button、Trigger、Clock Divide、Clock Quantize、Gate Length、Gate Repeat、Latch、=、≥、>、≤、<、≠、NOT、AND、OR、XOR、NAND、NOR、XNOR
- I/O(18)- Gridデバイスに入出力する信号用のターミナルモジュール
主な改善点
- デバイスやユーザーインターフェースにおいて、多くの細かな部分を改善
主な修正点
- 多くの細かな不具合を修正
Bitwigライセンスを購入後1年以上経過されている場合、最新のバージョン3をご使用になるには、別途「Bitwig Studio 12 Month Upgrade Plan」を購入し、ライセンスを更新する必要があります。
Bitwig Studio 2のライセンスについての仕様は以下のページよりご確認ください。
尚、ライセンス更新をされていない場合でも、以前のバージョンまでは引き続きご使用いただけます。