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【連載】BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!【35】

(2014/12/09)

BITWIG STUDIOでMIDIコントローラを使用する場合、多くのDAWソフトとは異なり、Java Scriptで書かれたファイルを読み込みます。

BITWIG STUDIOにプリインストール(初めから対応している)コントローラ以外のコントローラを使用している場合、MIDIのラーニングを行うことももちろんできますが、BITWIG社のコミュニティページで世界中のBITWIG STUDIOユーザーの皆さんがオリジナルのスクリプトファイルを公開できるようになっているので、もし使用しているコントローラのファイルがプリインストールされていない場合にも、コミュニティページで検索したらあった!

ということもあるかも知れません。

ただし、一般ユーザーが作成したファイルのため、BITWIG社が動作を保証することができないという点に注意が必要です。

対応コントローラを使用する

MIDIコントローラを使用する場合対応しているいないに限らずOptions / PreferencesのControllersで設定します。

controllerセッティング

正式対応しているコントローラはAdd controller manuallyをクリックすると、メーカー毎にツリー表示されます。

対応コントローラ一覧

画像は今日現在の最新バージョン1.1.2のものですが、1.1アップデートの際にディリゲントの取り扱いメーカーの内の一社、ReloopのKey FadrKey Padが追加されました!祝・対応!!

Key FadrとKey Padがはパッドが着いているかいないかの違いですが、どちらもツボを押さえたかゆいところに手が届くコントローラです。
初めてのコントローラにはもちろん、持ち出し用や手元のちょい入力用にもオススメです。

余談ですがKey Fadrはキー・フェーダーと読みます。
脱字ではないです。
脱字ではないですが脱線しました。

さて、対応コントローラ一覧に表示がある対応コントローラをお持ちの場合は設定は非常に簡単です。
コントローラを接続した状態でAdd controller manuallyの左、Detect available controllersをクリック。

以上です!

すると、MIDI In/Outの設定が終了した状態でコントローラ項目が表示されます。

コントローラセッティング後

画像はフックアップさん販売のBitwig Studio + KEYLAB + MINI Vという贅沢なバンドル、プロデューサーパックのKEYLAB49を接続して設定を行ったところです。

ボタンひとつで設定完了。
BITWIGのミキサーや内蔵デバイスのコントロールがKEYLABのノブやフェーダーでいきなり操作できるようになるというのはかなりの衝撃ですよこれ…。

BITWIGコミュニティページからダウンロードしたファイルの設定

冒頭でお伝えした通り、BITWIG STUDIOが正式に対応していないコントローラの場合にも、BITWIG社のコミュニティページから、一般ユーザーが作成したファイルが入手できる場合があります。

ダウンロードしたファイルを使用する場合、予め以下の操作が必要です。

1.

ダウンロードしたファイルが圧縮されている場合展開します

2.

展開したフォルダ、またはファイルを以下の場所に移動します

– Mac
書類 / Bitwig Studio / Controller Scripts
– Win
ドキュメント / Bitwig Studio / Controller Scripts

※ファイルがフォルダに格納されている場合、フォルダごと移動しないと正常に動作しない場合があります。ダウンロードしたファイルにインストールに関する注意書きがある場合は必ずその手順を実行してください。

ファイルの移動が終わったらBITWIG STUDIOを起動します。
後の手順は対応コントローラと同じく、コントローラを接続した状態でDetect available controllersをクリックすると、MIDI In/Outの設定が終了した状態でコントローラ項目が表示されます。

汎用MIDIコントローラを使用する

正式対応していないコントローラでコミュニティページでもファイルが公開されていなかった場合、手動でラーニングします。

まずAdd controller manually / Generic / MIDI Keyboardをクリックして空のファイルを設定項目を追加します。

Generic追加

MIDI Inのプルダウンメニュー(上の画像でNoneと表示されている場所)をクリックし、使用するコントローラの名称を選択します。

MIDI In設定

以上で使用準備完了です。
OKをクリックしてPreferencesを閉じておきます。

ラーニング方法も簡単で、まず割り当てたいノブやボタン、フェーダーなどの上で右クリック(Macの場合はcontrol+クリック)して表示される拡張メニューから、Learn Controller Assignmentをクリックします。

Learn Controller Assignment

MIDIラーニング可能な項目であれば、項目が緑の枠で囲まれて信号待機の状態になります。

ラーニング中表示

割り当てたいコントローラから信号を送信すると同時にラーニングされ操作可能になります。

対応コントローラは今後も増えていく予定なので、今後のアップデート後にAdd controller manuallyをみたら自分のコントローラが追加されていた!!というようなこともあるかも知れませんね。

それでは引き続き、BITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!