「bandcamp」新たな配信スタイル

新たな配信スタイル「bandcamp」

インターネットが普及している今、制作した楽曲たちを世に発表する方法は「Youtube」や「Myspace」、「Soundcloud」などいくつかの選択肢がありますが、楽曲制作をしているみなさんはどれをお使いでしょうか? どれも気軽に使用することができ、さらに最近ではSNSの普及で聴いた人の反応もすぐ分かるので、ますます利用者を増やしています。

しかし、このように音楽を「聴いてもらう」環境は充実していても「購入してもらう」となるといかがでしょう。CD制作までするのはとてもハードルが高く「気軽に」となるとなかなか難しいのが現状です。そこで今回は、誰でも簡単に楽曲をダウンロード販売できる便利なサイトをご紹介したいと思います。


音楽を販売する

楽曲を販売する方法として一般的なのはCD制作でしょうか。しかしCD制作は費用もかかりますし、流通させることもそう簡単にはいきません。iTunesでの販売も個人ではできませんし、soundcloudでも販売はありますが、日本ではあまり普及していない気がします。。やはり「販売」となると気軽にできるものはほとんどなさそうです。。

そんな中、とても簡単にアーティスト自ら楽曲販売ができるサービスが登場し、海外で普及しています。

その名は、、

bandcampロゴ

bandcampって何?

bandcamp

次第にこの日本でも注目を集めている楽曲販売サイト「bandcamp(バンドキャンプ)」。本社はアメリカですが、183ヶ国のアーティストにより約67万のアルバム、約540万楽曲が登録され利用されているようです(11/9現在)。本当に世界中のアーティストに普及していますね。

bandcampは冒頭でお話した通り、誰でも簡単に楽曲を直売できるサイトです。アカウントを作成し、専用ページを作り、楽曲をアップする、などが全て自分で行えます。まるでSNSサイトのようですが、コミュニティを作るような機能はまったくなく、自分のHPを作るような感覚でページを作成できます。ダウンロード販売がメインとなりますが、グッズなどを販売することもできますし、「Shere」ボタンでfacebockやTwitter、ウェブサイトに音源を貼付けることも可能です。

こんなふうに。

bandcampのおもしろいところ

さらにbandcampのおもしろいところは、販売価格を購入者に決めて買ってもらう「投げ銭」方式機能があることです。もちろん通常のCD販売のように価格設定、逆に無料でダウンロード設定もできますが、「100円以上」といったように最低金額を設定して販売可能なのです。自分の楽曲をいったいいくらで購入してもらえるのか、とても気になりませんか?

ここが便利

チャリティー楽曲

▶ a collection box / 11th March 2011
by aus, Ametsub, Miyauchi Yûri

自ら楽曲販売できるbandcampのメリットは「スピード」ではないでしょうか。中間業者などもおらず、自分ですべて登録するため早さは圧倒的です。中間マージンも少ないということもあって、昨年東日本大震災の際に日本アーティストがいち早くチャリティー楽曲をbandcampで販売した実例もあります。

音楽を探したり、購入するのも楽しい

bandcampは販売するだけでなく、新たな音楽をみつけることも楽しいサイトです。細かくタグづけされていてジャンル別に検索すれば一番ダウンロードされている楽曲を聴くこともできますし、日本ではあまり知られていないようなアーティストの楽曲を手に入れることも可能! かっこいい曲を見つけてDJの選曲に役立ててはいかがでしょうか? ダンスミュージックからロック、ヒップホップまで幅広い世界中の音楽を聴くことができます。

DJ配信したくなったら下記記事もぜひご覧ください!

もっとbandcampを知る

今回の記事を読んで、早速bandcampを使ってみたいと思った方がいらっしゃると嬉しいのですが、実は残念ながらbandcampは登録画面が英語となっていて日本語には対応していません。。

しかし! そんな中、bandcampを日本でもひろめるべく本家サイトも承認済みの日本語解説サイトが開設されています。最新情報から具体的な登録方法、メリット&デメリットや手数料についてまで、bandcampを使用する際に知りたいことが詳細に掲載されているとても親切なサイトです。私も今回参考にさせていただきました。ご利用になる前にぜひ一度訪れてみてください。

みなさんの制作した曲たちを、まずはbandcampで世界に向けて販売してみるのはいかがでしょうか?


投稿者:Web U


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