(2013/12/27)
持ち運びもできて高機能な「USB/MIDIキーボード・Xkey」
先週開催しましたStudiologicの試奏会。
メインはStuiologicの鍵盤楽器でしたが、今回はXkeyも試奏いただけるようにスタンバイしておりました。(右画像)
「やっぱりiPadと繋ぐだけで電源もとらずに音が出せるってすごいよなぁ〜」なんて思っていたら、来場いただいた皆さまからの注目度も高く、Xkeyの良さを再認識。
そして普段鍵盤は弾けない私もこの機会に色々触ってみて、とても楽しかった!ので、Xkeyについて製品ページでは伝わりきれていない部分を改めてご紹介してみたいと思います。
■ ポリフォニック・アフタータッチ対応
Xkeyの特徴として「ポリフォニック・アフタータッチ」対応とあるのですが、ポリフォニック・アフタータッチって何!?という気持ちでいっぱいだったので調べてみました。
ポリフォニック・アフタータッチとは:
鍵盤を普通に押した後、さらに押し込むことで音色変化を可能にする機能がアフタータッチで、中でもポリフォニック・アフタータッチとは、鍵盤一つ一つの強さをバラバラにMIDI信号として出力できる機能。
つまりアフタータッチは強く押し込むことで音に変化をつけることができ、「ポリフォニック・アフタータッチ(ポリフォニックキー・プレッシャー)」はさらにそれぞれの鍵盤に違った効果をつけることが可能(※ 使用する音源による)で、より高度で複雑な機能らしい。
ほ〜。こんなに薄いのにそんな機能が。
ポリフォニック・アフタータッチについてはちょうどとても詳しい解説記事が公開されたので、ぜひぜひこちらをご覧ください。
- ファームウェア Ver.1.3公開でXkeyのアフタータッチが更に強化:
【UPDATE】Xkey Firmware version 1.3
詳しい方に聞いてみると、ここまでのコンパクトさでポリフォニック・アフタータッチがあるのは珍しいとのこと!
■ ベロシティカーブを細かく設定できる
また、Xkeyは専用のiOSアプリ「Xkey Plus」で各鍵盤ごとのベロシティカーブなど、詳細な設定もできます。
ん、、ベロシティカーブ。。。?
ベロシティカーブとは:
ベロシティ(音の強さ:ボリュームではない)とキーボードを弾く強さを表したカーブ。
詳しい方に説明を受けたところ、下記のような図になるらしい。
フムフム。このカーブを調整することが可能なんですね。
「Xkey Plus」では手書きでこのカーブを指定することができるらしいので、とても楽しそうです。
キーボードを強く押すと音が弱くなるような設定もできたり、自由自在です。
さらにXkeyのボタンと機能についてまとめてみました。

■ 8va/8vb(オクターブアップ/オクターブダウン)
まず、一番上にあるこちらのボタン。楽曲制作や演奏する方には説明不要かもしれませんが、「8va・オクターブアップ」ボタンを押すと1オクターブ高く演奏でき、「8vb・オクターブダウン」ボタンを押すと1オクターブ低く演奏することができます。
Xkeyでは上下3オクターブ変更可能で、最大8オクターブ(88鍵分)を操れます!
(※ 2つ同時押しで標準値に戻ります)
■ モジュレーション(変調)
こちらのボタンは信号を変調させてビブラートのような揺らぎの効果をつけることができます。
(※ 効果は使用するソフトウェアの設定によって異なります)
■ ピッチベンド+/-(アップ/ダウン)
ギターでいう「アーム」のようなボタン。弾きながら押すと音を滑らかに変化させることができます。
(※ 変化する音域は使用するソフトウェアによって異なります)
■ サスティン(ホールド)
一番下にあるこちらのボタンはピアノのペダルのような機能で、押したまま弾くと残響音が残ります。
■ トランスポーズ機能(ファームウェア1.2で追加された機能)
+
トランスポーズ機能は、楽曲の移調の際に便利です。2つのボタンを押すと半音単位でずらすことができます。
8va/8vb、モジュレーション、ピッチベンド+/-、サスティンの各ボタンを使用した際にどのようになるかは下記動画がとても分かりやすいので、ぜひご確認ください。
さらにトランスポーズ機能についてはこちらのファームウェア1.2アップデート記事に詳しくご紹介していますのでこちらも合わせてご覧ください。
お正月休みはXkeyで色々遊んでみてはいかがでしょうか?
投稿者:WEB U
マーケティング&ウェブ担当。
ライブハウス・クラブ勤務を経てディリゲントに入社。機材については勉強中。きれいなノイズ音が好物。見ていて楽しいウェブサイト作りを目指します。