こんにちは、たらまです。
先日、福地さんが執筆した「Fixate:Midrange 活用術」の記事を読んでいたところ、なかなかオモシロそうなプラグインを使っているではありませんか。
中域の処理に特化した、Newfangled Audioの「Fixate:Midrange」
ボーカルやギター、ピアノなど、楽曲の印象を左右する音がたくさん集まる中域を解析し、気になる部分を整えてくれるプラグインであるということは、前回の記事をご覧になった方はお分かりになったかと思いますが、未読の方はぜひこちらの記事ををご覧ください。
福地さんの記事では、J-POP風の楽曲にFixateを使っていましたが、
「ほかのジャンルの楽曲に使ったら、どんな感じになるんだろう?」
ということで、私も試してみることにしました!
今回は、ACE STUDIOで楽曲を作ってみました。(他の生成AIと違い、音楽制作のことを理解されている方やこれから制作をやってみる方には、ぜひ使ってもらいたいアプリケーションです♪)
今回は3つの楽曲を用意しました
今回用意したのは、こちらの3曲。
- フォークロック風楽曲
- ポップス風楽曲
- パンク風楽曲(個人的趣味)
いやはや、曲のイメージやジャンルを伝えるだけで、あっという間にそれらしい楽曲ができてしまうとは、、スゴい時代になりましたね。
今回は、それぞれのジャンルや楽曲の雰囲気に合いそうなFixateのプリセットを選び、処理前と処理後の音を聴き比べてみましょう。
細かな音の違いもありますので、ぜひイヤフォンやヘッドフォン、モニタースピーカーなどでお聴きくださいませ!
その1:フォークロック風楽曲
まずは、男性ボーカルにアコースティックギターを中心としたフォークロック風の楽曲です。アコースティックギターやボーカルなど、中域に音の成分が集まりやすい楽器が中心となっているため、効果も確認しやすそうですね。
選んだプリセットはこちら。
使用プリセット:Indie Rock
まずは、Fixate:Midrangeを使用していない状態からお聴きください。
処理前
処理後
いかがでしょうか?
今回の設定では、楽曲全体の雰囲気を大きく変えるというよりも、アコースティックギターやボーカルが集まっている中域を整理するような方向で調整しています。
ギターの存在感は残しつつ、それぞれの音が少し見えやすくなるような印象を目指してみました。
その2:ポップス風楽曲
続いては、女性ボーカル、パッド(ストリングス)、フォークギター、ベース・ドラムなどが入ったポップス風の楽曲です。
ポップスはさまざまな楽器が同時に鳴るため、アレンジによっては中域が混み合って聴こえることがあります。
各パートの音圧感を残しながら、ボーカルが自然に聴こえるバランスを狙ってみましょう。
今回選んだプリセットはこちら。
処理前
処理後
こちらも、ぜひ聴き比べてみてください。
処理後は、音が重なっている部分を整理しつつ、ボーカルを中心に楽曲全体のバランスをまとめるような方向で調整しています。
派手に音が変わるエフェクトではありませんが、処理前と処理後を交互に聴いてみると、楽曲の聴こえ方に違いを感じられると思います。
その3:パンク風楽曲
最後は、個人的な趣味の歪んだギターと勢いのあるドラムが中心のパンク/ハードコア風楽曲です。
パンクといえば、ギターの勢いとスピード感!
ただし、歪んだギターを何本も重ねると、中域が密集して少し耳に痛く感じたり、それぞれの楽器が区別しにくくなったりすることもあります。
今回は、楽曲の勢いを残しながら、ギターやボーカルの聴こえ方を整えるようなプリセットを選びました。特にパンクは「Oozin Ahars(ウージンアーズ)」と呼ばれる、みんなでシンガロングする場面が重要だったりするので、その辺が聞こえやすくしてみたいなと。
処理前
処理後
どうでしょう?
ギターの荒々しさやパンクらしい勢いは残しつつ、少しだけ音の交通整理がされたような感じになりませんか? シンガロングしてみたくなりません?
あまり整えすぎてしまうと、せっかくのパンクらしさがなくなってしまいますので、今回は効果を加えすぎないようにプリセットのみで調整しています。
3曲を試してみて今回は、ACE STUDIOで作った3ジャンルの楽曲に、それぞれにFixate:Midrangeのプリセットを使用してみました。
- アコースティックギターやボーカルが中心のフォークロック
- たくさんの楽器が重なるポップス
- 歪んだギターが中心のパンク
ジャンルは違いますが、どの楽曲でも中域の聴こえ方が全体の印象に大きく関係していることが分かります。
Fixate:Midrangeのプリセットは、完成形を一発で作ってくれるものというよりも、「どこから調整を始めればよいのか」を示してくれるスタート地点として使うと便利そうです。
プリセットを選んで楽曲を解析したら、あとは実際の音を聴きながら、効果の量を少しずつ調整していく。
難しい数値や細かな周波数を意識しなくても、処理前と処理後を聴き比べながら進められるところが、Fixate:Midrangeのオモシロいところですね。
今回の3曲、皆さんはどの楽曲で違いを感じられましたか?
ぜひ、お手持ちの楽曲でも試してみてくださいませ♪






