いやぁ〜涼しくなって快適かと思いきや
夏の疲れがどっと出てきてます。前回お知らせしたDTMデスク、まだ組み立てられていません。次の休みに友人に手伝いに来てもらって組み立てようかと思っています。早くやらないと某ラッパーのトラック制作が間に合わなくなる…。
モジュレーション?
Saturn 2はサチュレーションを与えるプラグインなのにモジュレーション?
なんて思っていませんか?
私はギター出身なのでモジュレーションというとコーラスやフランジャーのように音を揺らすモノが最初に浮かんでいまいますが、揺らすとか動かすことには間違いないのですが、この場合はLFO、EGやXYコントローラー、スライダーなどをソースにしてSaturn 2内のパラメーターをディスティネーションとしてコントロールして音に変化を与えることになります。これについては、シンセに詳しい人は理解が早いかもしれません。 モジュラーシンセのパッチと同じような感じで捉えられるといいでしょう。
送信側と受信側を設定する
モジュレーションを有効にさせるにはまず、画面上の+を押してモジュレーションパネルを呼び出します。
次にソースとディスティネーションの関係を作る必要があります。 モジュレーションソースは以下の中から選択できます。
- スライダー
- XYコントローラー
- XLFO
- エンベロープジェネレーター
- エンベロープフォロワー
- MIDIソース
モジュレーションソースを選ぶとこのようなパネルが現れます。
写真はエンベロープジェネレーター(EG)です。左上にある丸印をドラッグしてこのみのパラメーター上でドロップします。
これでパラメーターのコントロールをEGで行うような設定が完了です。
他のモジュレーションもあるのですが、すべてを紹介すると進行が遅くなってしまうのでここではあと一つくらいは紹介して先に進もうと思います。もう一つはXLFO LFOというのは周期的にパラメーター値に対し変化を加えるオシレーターのことですね。
モジュレーションを使う場合には身近なパラメーターです。 シンセ系の音に使うといいと思います。
どのパラメーターをコントロールするか
今回はまずEGについて紹介していきます。
EG(エンベロープジェネレーター)
EGのパラメーターですが、目立つのはスレッショルドとADSRですね。
あとは入力量などでかかり具合を調整するだけですね。シンプルといえばシンプル、、、かな?
入力される音がスレッショルドを超えると効き始めます。
音の始まりからアタック→ディケイ→サスティン→リリースの順でエンベロープが変化していきます。自然界ではアタック時の音が一番大きくてサスティンの時間があったのちに徐々に小さくなっていくのですが、何らかの音ならともかく、エフェクトなので自然界の法則に従う必要はありません。
どのパラメーターにアサインするかによってモジュレーションのキャラクターが活きるかどうか変わります。
そこはセンスかもしれないですが、試した中では、EGは速いテンポでのギターのバッキングには向きませんね。ADSRが一瞬で通り過ぎてしまうので、効果があったのかどうかがわかりにくくなってしまいます。
今回用意しているトラックには持続音がなので、かろうじてわかってもらえそうなベースのアタックにかけてみました。ベースの音をソロで、
- かかってない音
- かかってる音
- アンサンブルに入ると
やり過ぎ感は否めませんが、アタックの音がわかりやすくなりますね。小さなことですが、こういうところで印象が変わったりするんです。
まとめ
モジュレーション、理解するまでは難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば便利なスパイスとして使うことができます。
次回もモジュレーションを深掘りしたいと思っています。
お楽しみに!