楽器の買い替えを検討しだすと今使っているマシンが調子悪くなる
のはなぜでしょう。
人の話が聞こえているのか、感じているのか、またはそういうタイミングだったのか…。
ということで我が家の機材は総入れ替えを迫られる勢いです…。
ギター、マイク、マイクプリが元気なのがせめても救いですね。
すべての楽器を鳴らしてみる
ギター、ボーカル、ハーモニカの3点でミックスを進めてきましたが、そろそろすべての楽器を入れた状態でミックスを進めていきましょう。
このようにミックスを進めていくのがセオリーではなく、いろんなやり方があると思うのですが、私的にはアコースティックで楽器編成が少ない場合はこのようなやり方がやりやすいのと、修正しながら進めていきやすいかなと思っています。みなさん、それぞれがやりやすい方法でミックスを進めて行っていいと思いますよ。
要は出来上がりが良ければいいと思うんですけど、同じ仕上がりをイメージしたとしても、どんな順序でやって結果が同じになるかといえばそうとは言い切れません。ある程度は自分の作風に適した進め方を見つけて作業を進めるといいでしょうね。
さて、すべての楽器をある程度の音量バランスをとった後の物です。
楽器が増えると音楽から受け取るイメージが豊かになりますね。
足し算か引き算か
収録されている楽器が増えれば増えてだけ音が混みあってくることは仕方ないですね。
写真だった場合、一人きりのスナップショットなら被写体に対し様々なアプローチの構図が考えられます。ふたりでも比較的自由ですし、楽ですね。
これが遊学旅行のクラスの集合写真になると前がだれでうしろが誰でとか。二列目は一列目の人の間に入るように…とバランスへの工夫が必要になってきます。
音楽のミックスにも近しいものがあると思います。
できるだけ被写体が等しく映るようにそしていい色の思い出として残るように…
じゃぁどうしたものか
それぞれの音の配置を調整するのにはまず、パンによって左右方向で配置を整理するという手が挙げられます。
なんとなく法則ですが、メインとなる楽器や重心の低い楽器などは、特別な理由のない限り中央付近に位置させておいた方が落ち着いて聴いていられますね。今回の編成では入っていませんが、キックやベースがそれにあたるでしょう。この2つをステレオ音源で使うことって少ないでしょうからモノの音源を中心付近に置いておけばいいと思います。
今回新しく追加されたパーカッション、グロッケンを少しだけ横に広げてみました。
少ない楽器編成なので思いっきりワイドに振ると返って寂しくなってしまうので、ある程度の距離関係で良いと思いますよ。
あとはそれぞれの音が持つ帯域のバランスで位置関係を調整するのもいいでしょう。低域を抑えて音を軽くすることで上の方に位置させることも、その逆もできますね。
あとはリバーブによって奥行きを見せることもできます。グロッケンの音にはディレイをかけて余韻を持たせてみました。
その結果を聴いてみてください。
ちょっと立体になって華やかさも少しだけ足されていい感じになった気がします。
惜しむ点はボーカルの音をもう少し前に出せたらよかったかなぁ…。音量的に目立たせるのではなく、前に…。
次回までの宿題にさせてください。