暑い暑い、といってはいけないと思いつつも
暑いっすね。外にでるのが怖いっすっよ。
家でマイクを使って録音する機会があるんですけど、チューブのマイクプリを使って録音しているのですが、真空管によって室温上がりますね~。
複数のモニタリング環境
これはリバーブに限ったことでなく、ミックスする際にやった方がいいことなんですが… 複数のモニタリング環境で試聴してみてください。
複数のスピーカー、スピーカーとヘッドフォンなど組み合わせはなんでもいいと思うんです。異なる特性をもった再生装置で聴くことによって印象が結構変わることがあるので、試しておいて損はないでしょう。
自分だけでなく、たくさんの人に聴いてもらうことを目標にしているならなおさらです。 車の中で聴くっていうのも一つの手ですよね。
実は私、最近スピーカー新しくしたんですよ。
まだ新しい音がしていて音が落ち着いてはいないのですが、以前に使っていたものより柔らかい印象です。
違うスピーカーでここまでのミックスを聴き返し、気になった部分を修正してみました。新しいだけあってというのと設計が新しいこともあり、ハイエンドもよく聴こえるし、ローもよく出ています。
ふわっとした雰囲気を加えてみたい
ちょっとだけ修正したギター、ハーモニカ、ボーカルにそれぞれリバーブをかけてみたトラックを聴いてみましょう。
このままでも素朴な元の雰囲気を保っていていい雰囲気ですね。
この素朴さの元はボーカルにモノラルのリバーブをかけているということも一役買っています。もしさらに何かするとしたらボーカルにディレイを加えることでさらに艶を含んだ音することができます。
また、かすかなディレイ効果によって余韻をもたらすことができ、それが色気に繋がることがあります。
ちょっとボーカルトラックだけを比較してみましょう。
違いが分かりにくいかもしれないので、イヤフォン、ヘッドフォンなどのクローズド環境での試聴をおすすめします。
ボーカル + リバーブ:
ボーカル + ディレイ:
ボーカル + ディレイ&リバーブ:
素朴な感じもいいし、空気がまとわりつくような雰囲気もいいですね。迷うところです。
ディレイ音をさらにリバーブへ
さらにひと手間加える方法として…。
ボーカル → ディレイのエフェクト音のみをさらにリバーブに送ってみましょう。
ボーカルのセンドからディレイに送り、そのディレイからさらにセンドでリバーブと送ります。ディレイはピンポンしているので音が左右に振れています。その左右に振れている音にリバーブがかかるのでステレオリバーブにしておくと広がりを持った空間を演出することができます。
ちょっと聴いてみましょう。
ボーカルが華やかなイメージになりましたね。
今回のような素朴なサウンドではやや過剰かもしれませんが、より歌を輝かせるためのテクニックの一つとして覚えておいて頂けると嬉しいです。