説明
リアルタイム回路から構築されたサチュレーション
これは、単にアルゴリズムを積み上げて疑似的な「温かみ」を付加するものではありません。たった一つの操作が回路全体の反応を有機的に変化させる。これぞまさに、ソフトウェア上で再現された「ハードウェアのロジック」そのものであり、本物のハードウェアと同質の反応を得られます。
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静的なシミュレーションではない「生きた」倍音感
回路全体をリアルタイムで演算することで、音の密度、トーン、トランジェントが相互作用しながら音楽的に変化します。 -
繊細も大胆も。常に音楽的な響きを
隠し味のような微かな温かみから、本格的なチューブ・クランチまで。トランジェントを自然に抑え込み、倍音による厚みを付加。音量を押し上げることなく存在感を与えます。
本物のハードウェアのようなレスポンスを持つサチュレーターを待ち望んでいたなら、Color Driveはその長年の願いを叶える「答え」となるでしょう。

倍音を精密にシェイピング

Drive - 真空管回路の心臓部
Driveノブを回すこと、それは単なる「エフェクト量の追加」ではありません。それは、6BC8真空管と「切り替え可能な出力トランス」を含むアナログ回路を、実機同様にドライブさせることを意味します。
Driveを上げるにつれ、倍音は自然に立ち上がり、トランジェントは過度に潰れることなく滑らかに整形されます。信号には、実機ハードウェアでしか得られないような控えめで上品な重みと艶が加わります。
トランスを切り替え、倍音特性をコントロール
Transformer Couplingをオンにすると、Relab 176の出力トランスがシグナルパスに組み込まれ、完全なアナログ回路構成が再現されます。
Calibrationをセンター位置にした状態では、主に奇数次倍音が生成され、音像に明確なフォーカスとパンチを付加。ミックス全体に、実機コンプレッサー特有の引き締まった存在感とハードウェアらしい重厚さをもたらします。


チューブのバイアス調整による倍音コントロール
Calibrationノブは、真空管のバイアスポイントを調整することで、偶数次倍音を必要な分だけ加えるための重要なコントロールです。
音に温かみを与えたいとき、あるいは輪郭を滑らかに整えたいときに、非常に効果的に機能します。
特に出力トランスと組み合わせることで、倍音の構成比を精密にシェイピングするための、極めて有効な手段となります。
わずかな操作でも音楽的で自然な変化を生み出し、トラック内での「色の収まり」を思い通りに調整できます。
回路が「何を受け取るか」をデザインするモダンコントロール
これらのコントロールは、Drive量を調整するためのものではありません。真空管回路に入る信号の性質そのものを決定するための設計です。
Low-end crossoverを使用すれば、深い低域をドライブ回路の外へ逃がし、重量感を損なうことなく倍音の濁りを防止できます。
さらに、Pre/Post TiltやHigh-shelf Emphasisフィルターによって、どの周波数帯が真空管を強くプッシュするかを正確にコントロール可能です。
これらの機能が連動することで、Driveを加える前の段階から、倍音のキャラクターを精密かつ音楽的にデザインすることが可能になります。

主な特長
- 実機に忠実なサチュレーション挙動:各コントロールがシステム全体に作用し、トーン、ダイナミクス、倍音が実機のアナログハードウェア同様に相互作用
- 音楽的でレスポンスに優れた倍音:信号レベルに応じて自然に変化し、静止することなくリアルな密度、音色、トランジェントの形状を維持
- 真空管ステージに基づくDriveコントロール:精密な6BC8真空管モデルをプッシュし、制御されたトランジェントの丸み、倍音の重厚さ、本物の真空管特有の輝きを創出
- 切り替え可能な出力トランス:トランスの有効化によりアナログチェーンが完結。奇数次倍音を強調し、パンチ、フォーカス、音の安定感を付加
- 真空管バイアス(キャリブレーション)調整:バイアスポイントの変更により偶数次倍音をブレンド。クリーンな響きから温かみのある輪郭まで精密に造形可能
- 高度なインプット・シェイピング:低域の明瞭度を保つクロスオーバーに加え、チルトおよびハイシェルフ・フィルターによる特定帯域を狙った着色制御
- リアルタイム回路モデリング:Relab 176の全ステージを、独立したアルゴリズムの組み合わせではなく、単一の連続した回路として演算


