Top > チュートリアル > Catch UP Bitwig Studio【vol.3】

Catch UP Bitwig Studio【vol.3】

Bitwig Studio 3なら、指一本で自動演奏も可能!?【前編】

最新版のバージョン3.1(記事投稿時はベータ版)の新機能について、Vol.1ではNote FXデバイス【Micro-Pitch】にてご紹介をしました。

今回は、モジュレーターの【Pitch-12】です!

※バージョン3.1 Beta 2からは上記画像の白鍵と黒鍵の位置が入れ替わりました。

【Pitch-12】の説明

新しいモジュレーターのPitch-12は、ノートが押された時に変調信号を提供します。これにより、「アウト」ノートに独自のエフェクトをもたらしたり、古典的なアイデアを先進的な表現として(コンスタント・ポルタメント・プリセットのように、すべてのノートが同じルートピッチでグライドするなど…)用いることができます。

ふむふむ、、

ふむふむふむふ、、、

Pitch-12についてご紹介しようと思いましたが、、、

使いどころがわからん!(汗)

説明を読んでも一体何をするためのモジュレーターなのかイメージできませんでした。(泣)

しかしそうは言ってられません!

Pitch-12を活用して「指一本で自動演奏も可能!?」な方法をご紹介していきたいと思います。

今回ご紹介する方法は、Youtubeの「Polarity Music」さんの動画を参考にさせていただきました(Polarity MusicさんはBitwig Studioについての様々な使い方をご紹介されています)。

まずはCメジャー・スケールで一つの鍵盤を弾くと三和音のコードが鳴るように設定していきます。

(音楽理論についての説明は割愛しますが、Cメジャー・スケールは鍵盤の白い鍵盤のみで構成されています。)

まずはピアノ音源(今回はNative InstrumentsのKONTAKTを使用)をロードします。

その前段階にNote FXの「Multi-Note」をロードし、Multi-Noteのモジュレーターに「Pitch-12」をロードします。

「Multi-Note」は、受信したノートを設定されたピッチおよびベロシティで鳴らすことができます。

3つのみアクティブにし、「Key」と書いてある下のピッチオフセットは「0」「+4」「+7」、ベロシティオフセットは全て「0」に設定します。

ピッチオフセットを「0」「+4」「+7」としているので、「C」の鍵盤を弾くと「0=1度」「+4=3度」「+7=5度」となりCメジャー「C,E,G」のCメジャーコードとなります。

Cメジャー・スケールの3和音のダイアトニック・コードは以下の表をご覧ください。

次に「Dm」を鳴らすように設定したいのですが、「D」を弾くと「D,F#,A」となってしまいます。

上の図では「D,F,A」となっており、「F」のノートを半音下げる必要があります。

これはCメジャー・スケールの場合の「D」は、Dm(マイナー)となるため、画像のように「D」の上の音は「+4」ではなく「+3」となります。

よって「D」のノートを鳴らした時の「+4」を「-1」になるようマッピングします。

先ほどは「Multi-Note」のピッチオフセットを変更することで全てのコードに適用させましたが、今回は音程が高くなってしまう各コードのノートのみを個別にマッピングしていきます。

この要領で「D」同様に「E」と「A」の「+4」を「-1」、「F」「G」は未変更、「B」は「+4」と「+7」をそれぞれ「-1」にマッピングします。

そうすると、白鍵のいずれかを指で一本ずつ弾くとCメジャー・スケールのダイアトニック・コードを鳴らすことができます。

次にそれぞれのコードの音程が離れすぎないよう調整していきます。

「E」の「+7」を1オクターブ下げの「-12」、同じように「F」の「+7」を1オクターブ下げの「-12」、同じように「G」の「+7」を1オクターブ下げの「-12」にします。

次に「A」は「+7」を1オクターブ下げの「-12」にして「+4」を「-13」(もともと-1のマッピングがされているのでさらに-12下げる)にします。

「B」は「+4」と「+7」ともに、もともと-1のマッピングがされているのでさらに-12下げ、「-13」にします。

次の音に広がりを出すためにコードの構成音は変更せず、真ん中のノートのみをオクターブ上げます。

現在「Multi-Note」のピッチシフトは「0」「+4」「+7」となっていて、オクターブ上げるには+12するため、「+4」を「+16」に変更します。

これで、Cメジャー・スケールのダイアトニック・コードを鳴らすことができます。

今回はここまでです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

「なんだよ、このぐらいの機能であれば他のソフトでも簡単にできるでしょ」

と思いましたよね?

今回は準備段階となっていて、後編は前編で鳴らせるようになったダイアトニック・コードをより細かく設定し、「指一本で自動演奏も可能!?」な方法をご紹介します。

ではまた後編!