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Spireでゼロからのサウンドメイク vol.21

今回は、まとめとして、アルペジエーターの設定他、音色作りのポイントを紹介しましょう。

今回の作成音色を読み込んだメイン画面

<デモサウンド>

今回作成した音色のデモサウンドです。最初の4小節は単音、後半の4小節は
最初に押さえていたノートの上で和音を押さえた状態のフレーズとなっています。

アルペジエーター機能の設定

Spireのアルペジエーター機能は、オーソドックスなアップ/ダウンの他、ランダム再生などのモードが用意されており、オクターブレンジ設定とモード設定だけでも様々なアルペジオフレーズのバリエーションが得られますが、16ステップまで設定できるステップシーケンサーとしても活用可能です。このステップモードでの設定を使用し、Chordモードにすると押さえたノートで演奏可能となります。デモサウンドのように単音でのフレージングのまま、途中から高域で和音を鳴らすようなことができるため、設定次第ではパフォーマンス性の高い演奏に活用できます。簡単に設定について補足しておきますと、GUI上部の数値が演奏させる音程の設定、その下の矢印がホールドボタンです。ホールドボタンはスライド効果を付加するもので、TB-303風のフレージングを行ないたい時に効果を発揮します。

黄色の枠線で囲んだ部分で音程とホールドボタンの設定を行う。ステップ数は任意の数値に設定できるため、設定値によっては変拍子的なフレーズも作成できる。

今回作成した音色では図のように設定を行っています。

今回作成した音色におけるアルペジエーターの設定状態。コードモードを使用するとデモサウンドのような演奏が行なえる。

その他音色作りのポイント

その他のポイントとしては、仕上げのエフェクトとしてディレイ、リバーブの他、シェイパーを使用しています。

空間系エフェクトはお好みで調整して頂いて良いと思いますが、シェイパーについては、少々注意が必要です。

シェイパーは汚し系エフェクトなので、ウェットレベルを上げると強い歪み感によって元音のキャラクターが分からなくなる位のサウンドになります。極端に言えば元音色に関係なくシェイパーのサウンドになってしまうので、あくまでも味付的にエフェクトとして付加するのであれば、かかり具合(=ドライとウェットのバランス)は控えめにしておくのが良いでしょう。

シェイパーエフェクトの設定状態。ドライとウェットのバランスに注目してみてほしい。

逆に言えば、シェイパーエフェクトを積極的に活用する場合、まずエフェクトありきの音色作りを行なってみるのもイマドキのサウンドメイクとしてはアリですので、別の機会に採り上げてみたいと思います。

<音色データ>

今回作成してるサウンドのプリセット・データ(音色データ)です。
以下のリンクをクリックしてダウンロードされる「Pluck_and_Bass.spf_.zip」ファイルを解凍後、現れた「Pluck and Bass.spf」ファイルを、SpireのLoad Presetから読み込みます。