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Liquid Music でいこう! vol.18

やっと春がそこまで来た…..けどまだ寒い。
億劫だった各ソフトのアップデートもやって春を迎える準備をしようと思ったら、無料アップデート期間や割引き期間が過ぎてたりして…みなさんもアップデートはお早めに。(苦笑)

https://dirigent.jp/tutorial/70990/

【Liquid MusicでBGMを作ってみた】

ところで、先日友人から「そんなに手の込んだものでなくていいので、BGMを作ってくれないか?」という相談がありました。
「手の込んでない」ってワードに若干引っかかりを覚えるものの、友人の頼みなのでやってみることに。
こういうとき、事前に打ち合わせをするのですが、いくつかポイントがあります。

・納期:いつまでに仕上げなければいけないか。(完成前に確認のために聞いてもらう必要があるか?なども)
・BGMの仕様:どんなイメージがいいのか、メインに使う楽器やテンポや長さなど音楽的な部分。
・納品方法:どんな形式で納品するか、オーディオファイルのスペック(サンプルレートやビットデプス)
・ギャラ:請求先、請求名目、金額と支払い方法、支払日(もらう場合はね)

さて、打ち合わせが済んだら作業に取り掛かりましょう。
最近は、色んなインストゥルメントが発売されていて、いろんな事しなくてもコードを弾いたらそれとなくBGM風なのが簡単に出来上がってしまうようなものや、映像作品にあうようなシネマティック音源などもありますが、どれも「どこかで聞いたことあるな―」って感じになりやすいので、使う方には工夫が必要です。

LiquidMusicだとフレーズはソフトが作ってくれますが、音色は使用する音源(インストゥルメント)によって異なるので、「あぁ、これどこかで聞いたな….」と思われることはありません。
音色だけでなく、フレーズも後から調整可能ですし、いろんなフレーズのヒントやベースになるものとして使うと便利です。

【固定概念を捨て去って...】

さて、実作業に入りましょう。
なんか面白いアイデアを出したくて、当たり前でないことを試そうと思っています。
音程が付けられるキックドラムにアルペジオパターンを入れてみたらどうかな??と思って試してみました。
モノ発音なので、和音部分は無視ですが、こんな感じになりました。

これも面白いけど、BGMに使うにしては、主張が強すぎるかなー。。。
こうやって選ぶフレーズと音色が違う楽器でもイメージが合うのであれば、それはそれでいいかなって思います。

やっぱり、ドラムは専門のソフト、LiquidRhythmでやることにしました。


だって、LiquidMusicにはLiquidRhythmが付属してますからね!
便利なものは使ったほうが良い。
鍵盤を使わないというコンセプトを貫こうとしてるわけではなく“便利だから”です。

ギターやベースなど、自分で弾ける楽器は、録音してしまってもいいと思いますが、逆に自分のイメージをシンセに演奏させてみることで面白い効果が得られる場合もあります。

あと、最近のシンセの音色には、アルペジエイターを効果的に使っているものだったり、ギターのインストゥルメントなどは、鍵盤を一つ押すだけでコードを弾いてくれるようなものもあります。

そういった音源を使う場合は、シーケンサーやアルペジエイター機能をオフにしてから使ってくださいね。
さて、作業についてはまた続きで!

Liquid Music

メロディ、コード、スケールを自動生成

福地 智也

Jimmy Nolen、Nile Rodgers等に影響を受け、 Blues, Soul, Funkをこよなく愛す。ギタープレーヤーとして杏里、倖田來未、片瀬那奈、さんみゅ~、楠田亜衣奈等のレコーディング、佐藤康恵のライブに参加、同サポートバンドでは、バンドマスターを務める。ギター 演奏、音楽制作のみならず、楽器、DAWのセミナー、デモンストレーションでは、難しい用語を使わずに、誰にでもわかりやすい内容が評価を受けてい る。 https://www.dopewire.net/