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【連載】FabFilterでグイグイ行きましょう!vol.21

FabFilter社最新プラグインエフェクト、Pro-Rを紹介します。

Pro-RはFabFilter社発のリバーブプラグインで、簡潔な操作と、サウンドを視覚的に捉えられるグラフィックなど、とてもFabFilter社らしい機能が盛り込まれています。

さっそく機能を見ていきましょう。

グローバルメニュー諸々

まずはFabFilter社公式のデモ動画をどうぞ。

Pro-RのGUI(ソフトウェアの見た目)は、FabFilter社の他のProシリーズと似たイメージで、中央にはスペクトラム・アナライザーが見えますね。

Pro-R

上の画像でスペクトラム・アナライザーに”もや”のようなものが掛かっているのが見えると思いますが、これはリバーブの掛かり具合を表しています。

リバーブは掛けすぎてしまうことがありがちなエフェクトだと思いますが、視覚的に表現されていることで掛かり具合の調整もしやすくなっています。

順番に機能を紹介していきます。

まずはヘッダー、左から。

Pro-Rヘッダーメニュー

Undo(左回り矢印):直前の操作を取り消し
Redo(右回り矢印):直前のUndoを取り消し
A/B:A/B比較。クリックするたびにAとBのパターンを入れ替えて比較できる
Copy:A/Bの現在表示されている側の設定をもう一方にコピーする
左向き三角ボタン:プリセットの逆送り
プリセット選択:プリセット名称部をクリックして直接プリセットを選択
右向き三角ボタン:プリセットの順送り
Help:現在のバージョンの確認やマニュアル(英語)の表示、Deauthorizeのメニューなど

Pro-Rを他のコンピュータで使用する場合は予めDeauthorizeを実行後、別のコンピュータでのインストール/アクティベートを実行してください。

フルスクリーン:Help右の四角アイコンでPro-Rを振るスクリーン表示します

プリセット名称をクリックしたメニュー内にOptionsがあります。

Options

Enable MIDI Program Changes:有効にするとプリセットにプログラムチェンジ番号がふられてMIDIプログラムチェンジ信号でプリセットを変更できるようになります
Save As Default:現在の設定をデフォルト設定として保存します
Open Other Preset:外部のプリセットファイル(ffp)を読み込みます
Change Preset Folder:プリセットフォルダへのパスを変更します
Restore Factory Presets:ファクトリープリセットを復元します

続いてフッター、左から。

Pro-Rフッターメニュー

MIDI Learn:MIDIコントローラを割り当てます。MIDI LearnボタンをクリックしてPro-R上の操作したいノブ等をクリックし、コントローラから操作に使用したいノブを操作してMIDI信号を送信します。割り当てが終わったら再度MIDI Learnボタンをクリックしてラーニングモードを終了します

Pre Delay:プリディレイタイム(原音に対してPro-Rがリバーブを開始するまでの時間)をサブメニューで0から500msまで(カギマーク)または1/4ノート、1/8ノート、1/16ノート、1/32にシンクします

Analyzer
Analyzer:スペクトラム・アナライザーの表示をOff、Pre+Post、Reverb+Postの3種類から選択します

In/Out
In/Out:中央の大きなノブでIn/Outそれぞれのレベル、外周のリングでそれぞれのパンを調整します。In/Outの間のボタンをクリックするとPro-Rがバイパスされます

Resizing:In/Out右の斜め上下向きの矢印ボタンをクリックすると表示サイズをMedium、Large、Extra Largeの三種類から選択できます。ディスプレイの解像度によっては選択できないものもあります

メインコントロール

中央のスペクトラム・アナライザー等が表示されている場所のすぐ上にPro-Rのメインコントロールが並んでいます。

メインコントロール

各機能は以下の通りです。

Brightness:リバーブの鮮明さと高/低周波バランスを調整します

Charactor:様々な方法でリバーブのキャラクターに変化を与えます

Distance:サウンドの距離感を調整します

Space:リバーブタイムを調整します。サイズはDecay Rateの値によって変動します。外周のルームアイコン(黄色い四角)をクリックして値をジャンプできます

Decay Rate:Spaceのサイズを調整します。Decay Rateが100%の時Spaceは200msから10s、Decay Rateが0%ならSpaceが100msから5s、200%なら400msから20sというように変わります。

Stereo Width:サウンドのステレオの広がりを調整します

Mix:Pro-Rのリバーブサウンドと原音のミックスバランスを調整します。カギマークをクリックして有効にした場合、Mixバランスは固定のままプリセットのみを切り替えます

後編ではPro-Rの核心と言わんばかりのスペクトラム・アナライザとEQについての詳細を解説します。

Pro-Rに興味を持ってくれた方はデモ版もありますので製品ページからダウンロード/インストールして試してみてくださいね。

まずはドラムトラックやシンセ、ギターやベースやボーカルトラックなど、いろんなトラックにインサートしてプリセットを選んだりMixバランスを調整したりしてみてください。

視覚的な情報やサウンドにビックリすると思います。

それではまた!