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【連載】u-heはユーヘーでもウーヒーでもなく『ユーヒー』と読みますよ!vol.16

u-he製品の機能紹介をABC順に行っている本連載。

今回は前回のSATINに続いてUhbikのその2をお送りします。

UhbikはUhbik-A、Uhbik-D、Uhbik-F、Uhbik-G、Uhbik-P、Uhbik-Q、Uhbik-S、Uhbik-T、Runciterからなる9種のエフェクトプラグインのバンドルで、その1ではどのようなエフェクトが含まれているかの概要をお伝えしました。

今回からは各エフェクトの機能解説を開始したいと思います。


Uhbik-A機能詳細

Uhbik-A

Uhbik-Aはアンビエンス/リバーブプラグインです。
各機能は以下の通り。

operation:クリックするたびにsmall、direct、open3種のアルゴリズムを切り替えます。
繊細なアンビエントにはopen、より前衛的なサウンドにはdirect、極めて早いアーリーフレクションやショートリバーブテールが必要な場合にはsmallが適しています。

Pre-Delay:原音に対してリバーブがかかり始めるまでの時間を設定します。

HF-Range:高周波レンジを調整します。

Early Size:初期反射の距離を調整します。靴箱程度の小さな空間から40メートルほどの空間まで。

Spread:左右の広がりを調整します。

Reverb:初期反射とリバーブテール間のクロスフェードを調整します。

Mix:リバーブのかかり具合をdry/wetで調整します。

Decay:リバーブが減衰する時間を調整します。

Density:リバーブの密度を調整します。

Treble/Bass:Decayタイムの高域と低域を個別に長さ調整します。

Treble Freq:high shelfのカットオフポジションを調整します。

Modulation:ディレイタイムに微妙な動きを与えます。
意図しないフランジング効果が発生する場合があるので注意が必要。


Uhbik-D機能詳細

Uhbik-D

Uhbik-Dは最大5タップ使用可能なクラシック・テープエコー・ユニットです。

Mix:ディレイのレベルを調整します。

Speed:すべてのタップの長さを+/-50%の範囲で調整します。dottedやtripletのニュアンス調整。

Depth/Mod Rate/Modulation:Modulationをクリックしてflatter、lfoからタイプを選択し、Mod Rateで効果の速度、Depthで効果のかかり具合を調整します。

Feedback:Uhbik-D全体のフィードバック量を調整します。

High/Low cut Filter:ディレイ音のハイカット、ローカットフィルター。

Softclip:ソフトクリップのかかり具合を調整します。

1/16:1.0で16分音符1つ分のディレイタイム。0.5なら32分音符分、2.0なら8分音符分で最大16.0まで設定可能。

Pan/Vol:各タップごとのパンとボリュームを個別に調整可能。

Feedback:各タップごとに独立してFeedbackノブの設定を反映するかしないかを選択します。


Uhbik-F機能詳細

Uhbik-F

Uhbik-Fは2つのテープマシンをシミュレートしたレトロフランジャー/コーラスプラグインです。

Time Unit:Timesノブでコントロールする単位を1/x、Second、Hertz、Manual、Quartersから選択します。
QuartersとSecondsは遅い効果、1/xとHertzは速い効果に向いていて、Manualを選択した場合はLFOをフリーズし、Phaseノブと組み合わせて調整します。

Times:Time Unitsで選択した単位xTimesノブで調整します。

Phase:LFOの位相を調整します。

Channel Offset:マルチチャンネル間のLFOをシフトします。

Scale:波形のゼロクロスポイントから上または下を縮める。12時方向で対称。

Wave:LFOの波形をトライアングル波とサイン波間でモーフィングします。

Symmetry:波形の対称性をコントロール。12時方向で左右対称。

Depth ms:Tape Bのプレイバックポジションを調整します。レンジは0から20ミリセカンド。

Delay:原音に対するディレイ量を0から10ミリセカンドで調整します。

Operation:フランジャーのモードをNormal/Ecoから選択します。

Mix/Auto mix:TapeAとBのボリュームミックスバランスを調整します。
12時方向でAのみ、左右どちらかに振り切ってBのみ。Auto mixノブはLFO変調のミックス量を調整します。

Drive:セカンドハーモニックディストーションを加えます。左に振り切ってクリーン。

Feedback:ストンプボックスのフランジャーのようなシミュレート。
ポジティブ/ネガティブ共に極端な設定を行うと大変なことになるので注意。

Bass sanctuary:Tape A/Bの間にハイパスフィルターを挿入します。値はlow,mid,high,offから選択。

Uhbik-G機能詳細

Uhbik-G

Uhbik-Gはグラニュラー、フェーズ・ボコーダー2つのモードを持ったグラニュラー・ピッチシフターです。

Operation:Graular/Phase Vocoderからモードを選択します。

Mix:Dry/Wetバランスを調整します。

Grainsize:グラニュラーモードを選択している場合にグレインサイズを調整します。
OperationでPhase Vocoderを選択している場合にはGrainsizeを表示せず、eco、good、maxからクオリティを選択するポップアップメニューが表示されます。

Semitone:上下12セミトーンの範囲でピッチを変更します。

Scale:スケールを4オクターブ内で調整します。
+1でオリジナルのピッチで、-の値に設定した場合はGrainsizeで設定した値と組み合わせてリバースエフェクト効果になります。

Iteration:アウトプットシグナルをエフェクトのインプットにフィードバックさせる量を調整します。

Offset:ScaleとSemitoneの設定を元に、各チャンネルのオフセット量を調整します。
例:)ステレオソースにScaleを0、Offsetを100に設定した場合、右チャンネルはドライと同じ信号、左チャンネルは同一ピッチ同一スピードのリバース再生になります。
設定によっては一方のチャンネルは高いピッチで速度も速く、もう一方のチャンネルは低いピッチで速度も遅いというような効果も簡単に作り出せます。

Reset/Auto Reset:グレインの開始位置をインプットシグナルに同期させるために使用します。
無音状態からオートで行うか、または手動で実行します。

今回はUhbikの前半4種の機能解説を行いました。
次回続けて残りのプラグインの機能解説を行いたいと思います。

Uhbikももちろん製品ページにデモバージョンのインストーラーを用意しているので、ダウンロード/インストールして試してみてください。

例えばUhbik-Gをボーカル素材などのトラックにインサートして、オフセットをチョコチョコっと動かしてみるだけでもUhbikの魅力がガシガシ伝わるのではないかと思いますよ!

それではまた次回!