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【連載】BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!【97】

BITWIG STUDIOに限らず、多くのDAWソフトにはスナップという機能があります。

クリップやノートなどを移動する際に、グリッドなどに吸着する機能ですね。

それぞれのDAWソフトごとに特色というか動作の仕方があるように思いますが、最近BITWIG STUDIOのスナップについてのお問い合わせをいただいたので詳細を解説したいと思います!


3つのスナップモード

BITWIG STUDIOのスナップはアレンジャータイムラインとセカンダリパネルのノートエディタパネル、オートメーションパネルでそれぞれ独立して設定できます。

表示される場所はそれぞれのパネルの右下です。

スナップモードスイッチ

基本はビートグリッド(縦の線)に吸着させるので、グリッドの間隔(画像で1/4と1/16と表示されている場所)を調整し、右の3つのアイコンをクリックしてスナップのモードを選択します。

各スナップの名称と動作は以下の通りです。

Absolute SnappingAbsolute Snapping

絶対スナップ。
現在のビートグリッドにスナップします。
ショートカットはShift+コンマ。

Relative SnappingRelative Snapping

相対スナップ。
ビートグリッド以外の場所にクリップやノートがある場合に、ビートグリッドからのオフセット量を保ったまま、クリップやノートを移動します。

図にするとこのようなイメージです。

Relative Snappingイメージ

クリップやノートを移動やコピーした場合に、Relative Snappingのみが有効になっている場合、別のグリッドから同じだけずれた場所にスナップすることになります。

オフセットを保つという以外は設定したビートグリッドに従います。
ショートカットはShift+ピリオド。

Snap to ObjectsSnap to Objects

別のトラックのクリップなど、他のオブジェクトにスナップします。
グリッドにスナップしていないクリップとのタイミング合わせに便利です。
ショートカットはShift+スラッシュ。

3つのスナップメニューはそれぞれ単独でも組み合わせても動作します。
基本はすべて有効にしておいて(オレンジに点灯)、作業によって必要のない機能を無効にするのが良いと思います。

ショートカットでOn/Offする場合、メインパネルかセカンダリパネルのどちらかフォーカスしている方を操作します。


adaptive beat gridと解像度指定

ビートグリッドの設定は各スナップアイコンの左で行います。

img_bitwig-m-c97_06

1/16と表示されている部分がグリッドの解像度(グリッドの間隔)で、上下にドラッグすることで1/65536から128/1までの範囲で設定可能です。
65536分音符ごとにグリッドや128小節に1度のグリッドをどういう時に使うのかパッと思い浮かびませんが、驚愕の設定幅ですね。

ビートグリッドの解像度の右、画像でstとなっている部分を上下にドラッグすると3t、5t、7tに変更できます。それぞれ3連、5連、7連にグリッドを分割します。

解像度の数値左のアイコンはadaptive beat gridという機能で、この機能が有効になっている場合、横方向の時間軸のズームを変更した際に自動的に最適なグリッドに解像度を変更します。

クリップの表示をどんどん拡大していくと、ビートグリッドもズームの比率に合わせて1/16…1/32…1/64…というように細かくなって、逆にズームアウトして行くと1/4…1/1…2/1…4/1…というようにグリッドも広がって行くのですが、特に波形編集中やクリップをかなり大きく移動やコピーする場合などに役立つ機能だと思います。

adaptive beat gridはアイコンをクリックする以外に、キーボードのスラッシュ(/)でOn/Offを切り替えられます。

adaptive beat gridが無効になっている場合はコンマとピリオドで解像度を、alt+コンマとピリオドでst、3t、5t、7tを切り替えられます。

といったところで引き続き、BITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!

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BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!
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オーディオのリバースとリバースパターン