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【連載】FabFilterでグイグイ行きましょう!vol.7

(2015/09/24)

前回はFabFilter製品の中では異色のような、FabFilterらしいような、アンプモデリング・プラグイン、Saturnを紹介しました。

最大6バンドのマルチバンド・ディストーションで、帯域ごとに別のディストーションを適用できたり、狙った帯域だけにディストーションを掛けたりできるというのも凄い話しですね。

今回はFXプラグインから、Timeless 2を紹介します。
Timeless 2はテープディレイ・シミュレータという位置付けのプラグインエフェクトですが、そこはやはりFabFilter製品。ただのディレイでは終わらないのです。

Timeless 2の基本画面はこんな

Timeless 2はこのような見た目のプラグインです。

img_fffun_07_01

前回紹介したSaturnや、Twin2やVolcano 2と同じ系統の見た目ですね。
もちろん強力なモジュレーションも搭載しているので、トリッキーなディレイもドンと来い!です。

毎度のことながら、モジュレーションに関してはVOLCANO 2の記事で詳細説明しているのでそちらをご参照ください。

 

VOLCANO 2はシンプルな操作で、隠し味からキレッキレのサウンドやトリッキーなサウンドまで守備範囲広し。後編

さっそく左から順番に機能解説を開始します。

img_fffun_07_02

まずインプット。
-36dBから+36dBの範囲でTimeless 2に送るオーディオ信号のボリュームを調整、この段階でオーディオ信号はL/Rに分けられます。

L/Rに分けられた信号はFEEDBACKセクションに渡されます。

ノブは上からディレイフィードバックL、クロスフィードバックL、クロスフィードバックR、クロスフィードバックRで、Altキーを押しながらドラッグすることで、L/Rそれぞれのフィードバックとクロスフィードバックを同時に操作可能です。

ディレイフィードバックは通常のフィードバックで、クロスフィードバックは他のディレイ(LならR、RならL)の出力を戻した信号のフィードバックをコントロールします。

L/Rのクロスフィードバックの間にあるカギのアイコンをクリックして有効にすると、L側のフィードバック、クロスフィードバックでL/Rそれぞれ同じ設定を行なうことができます。

フィードバックノブ右の+ボタンはFeedback invertスイッチで、クリックするたびに+と-の表示が切り替わります。
これはディレイの信号の位相を反転するスイッチで、ステレオ感のフィーリングに大きく影響します。

続いてディレイセクション。

img_fffun_07_03

プロジェクトのテンポにシンクさせる場合は2分音符、4分音符、8分音符、16分音符を選択し、オフセットノブで微調整します。

オフセットは右方向で長く、左方向で短くセットされます。
調整範囲は中央を1として、0.5(半分)から2.0(2倍)で、ノブの回りの小さな点をクリックすると良く使う値に飛びます。

オフセットを使用することで付点などの値を作り出すのですね。

シンクさせない場合は切り替えの一番上、カギのアイコンをクリックすると、5msから5000msの範囲で数値指定できます。
msはミリセカンドの略なので、0.005秒から5秒までの調整ができる、ということになります。

Delay Panはそれぞれのディレイのパンニングを調整します。
Saturnと同じようにL/RをMid/Sideに変更することも可能で、その場合上のディレイがMid、下のディレイがSideに変わります。

上下のディレイの間のカギアイコンをクリックするとそれぞれのディレイの設定を同期、画像でStretchと表示されているプルダウンメニューは、ディレイのスタイルを変更するもので、TapeとStretchを選択します。

これはディレイタイムを変更した時の挙動を決めるもので、Tapeの場合変更後のテンポによって音程が上下し、Stretchの場合は音程を変えずにディレイタイムのみが変化します。

その右にフリーズボタン。
このボタンを押すと、ディレイの設定をフリーズし、解除するまでディレイ音を繰り返します。

他のプラグインとの共通項目

次はフィルターセクション。

img_fffun_07_04

Filtersのプルダウンメニューで2つのフィルターの接続方法を変更できます。
変更可能なのはSereal(直列)、Parallel(並列)、Per Channel(ディレイに対して1台ずつ)の3種類。

フィルターそのものをクリックすると、フィルター詳細がずるっと出てきます。

img_fffun_07_06

このフィルターはTwin2と同じですね!

ポイントのドラッグ時のショートカットなども同じですので、Twin2の解説と動画を是非ご参照ください。

一番右にはDRYとWETのミックスノブが独立してあります。
それぞれのパンニング(設定によってはMid/Side)も独立です。

DRYの更に上にあるのはDry Enabledスイッチ。

このスイッチはTimeless 2をセンドエフェクトとして使用する際に操作します。
オフにするとDRYノブが無効になり、操作できなくなります。

モジュレータの更に下もこれまで紹介してきたプラグインと共通の、MIDIラーニングやL/RとMid/Side切り替え、Auto Mute Self-OscのOn/Offやモニターする信号の切り替えなどのメニューが並んでいます。

img_fffun_07_07

これらの機能を使ってどのような効果を作れるか?というのはメーカー公式動画をご参照ください。


操作自体はとてもシンプルですが、ディレイやフィルターをモジュレータでコントロールすることで、ただのディレイでは絶対にできない表現が可能になりますね。

興味を持ってくれた方は是非デモバージョンを試してみてください!

それでは!

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