Top > チュートリアル > 【連載】Sugar Bytes幕の内連載その11

【連載】Sugar Bytes幕の内連載その11

最近ディリゲントではFabFilter製品の取り扱いを開始しました。

社名にFilterと入っているだけに、フィルターへの強いこだわりを感じます。

この連載では毎回Sugar Bytes製品を紹介していますが、フィルターといえばSugar Bytesにもすごいのがあります。

というわけで、今回はSugar Bytes製強力フィルター、WOW2を紹介します。

フィルターセクションはシンプルで使いやすい

WOW2の基本画面はとてもシンプルで、左にプリセットセクション、右がフィルター本体となっています。

WOW2

プリセットセクション上にはプリセットの順送り/逆送り、Sugar Bytes製品ではお馴染みのランダマイズボタン(サイコロアイコン)、初期化、セーブのアイコンが並んでいます。

更にその上、WOWのロゴをクリックすると、信号のルーティングとMIDICCに関する設定が表示されます。

WOW2詳細設定

Ignore Program Change:プログラム・チェンジ使用の有無を設定します
CC Preset Isolate:MIDIラーニングを行なった場合、その設定を保持するかプリセット変更時に破棄するかを設定します
CC Map Load/Save:MIDIラーニングした情報のロード/セーブ

ここからが本題です。
WOW2のフィルターセクションは上部の赤い部分がオーソドックスなフィルターセクション、下が詳細と『the craziest modulation system』に分かれています。

フィルターセクションのDry/WetノブとVolumeノブの間のメニューをクリックすることで、20を超えるフィルタータイプから選択可能です。

フィルタータイプ選択

それぞれ特徴的なフィルターを再現していますが、特にMG=Moogや030=TB-303など、Sugar Bytesらしい遊び心を感じますね。

各フィルターのサウンドは製品ページのデモサウンドを是非聴いていただきたいです。

かなり印象に残る特徴的なサウンドが満載です!

その他特徴的なところでは、まずカットオフ左下にディストーションが用意されている点で、ディストーションノブ上の三角ボタンをクリックしてディストーションタイプとルーティングを選択できます。

ディストーションタイプとルーティング

7種のディストーション一覧の更に上で、ディストーションをフィルターの前に入れるか、後に入れるかを設定できます。

画像ではカットオフの左が赤くなっているので、フィルターの前にディストーションが掛かる設定になっています。

クリックするごとにカットオフの前後が変更され、今の設定は赤く表示されるので一目瞭然です。

カットオフ下にはVowelの設定があります。

Vowel

真ん中のボタンをクリックして赤く点灯してる状態で有効、消灯している状態で無効です。
左右の発音記号を上下にドラッグして変更したり、MIDIコントローラにアサインしたり、モジュレータで変調させたりして使います。

Vowelを使用する場合はバンドパスやCombとの相性が良く、Sugar BytesはBand Rejectをレゾナンス高めで使用してみるのをオススメしていますよ!

WOW2のフィルターコントロールはノブ設定に合わせてノブ内のグラフィックが変化するので見た目にも直感的です。

アサインメニューとMIDIラーニング

画面下半分にはモジュレーションセクションがあります。

モジュレーションセクション

モジュレーションはタブで4つのモジュレータ(画像赤枠部)を切り替えて使用します。

最下段にはアサインメニュー(画像青枠)があります。アサインメニューは左右の三角ボタンで表示を切り替えて使用します。

使用方法は使用するモジュレータとアサインしたい項目をアサインメニューで表示し、ノブを上下にドラッグして数値を設定するとモジュレータの設定でアサインした項目が動作します。

数値範囲は中央が0、左右に+64から-64の値で、ダブルクリックで0に戻ります。

アサインメニューは以下の6種で、現在表示しているモジュレータによっては切り替えても表示されない組み合わせがあります。

アサインメニュー一覧

アイコンを見てもらうと判りやすいと思いますが、アサインメニューはメインのフィルターセクションとVowelメニューに加えて、タブで選択できるモジュレータのパラメータが表示されます。

WOW2のモジュレータのアサインはルーティングが柔軟ですが、『ステップシーケンスでLFOのレートとトリガーセンスをオートメーションしつつ、LFOでフィルターのカットオフを操作して、エンベロープ・フォロワーでディストーションの値を…』とやっていくと何がなにやらわからなくなってしまうので注意が必要です。

アサインメニューの値は各ノブを右クリックして開くメニューと連動しています。

コンテクストメニュー

アサインメニューの表示を切り替えずに直接ノブを右クリックして値を設定することもできるので、複数のモジュレータから操作したい場合にはこちらの方が便利ですね。

このメニューの下段左のボタンは値のクリア、右の2つのボタンはMIDIラーニングとクリアです。
MIDIラーニングボタンをクリックして有効になっている時にMIDIコントローラから信号を送信するとラーニングされます。

アサインメニューのノブを右クリックした場合は、MIDIラーニングとクリアのみが表示されます。

さて。
あとは『the craziest modulation system』の説明ですが、ちょっとcraziest過ぎて説明が長くなりそうなので、各モジュレータの解説と実際の使用方法などについては次回につづく!

お楽しみに!!