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【連載】BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!【64】

本連載37回目にオーディオのモードについての内容を解説しました。

BITWIG STUDIOにオーディオデータを読み込んだ場合、自動的にOnsetという情報が付加されて、このデータを元にオーディオとBITWIG STUDIOのテンポを合わせたり、追従させたりすることができます。

37回目の内容では、逆にプロジェクトのテンポに合っては困る場合などにRAWというストレッチしないモードに変更しましょうね!というような内容だったのですが、プロジェクトのテンポにだいたい合ってるけど部分的にずれてる時はどうするのか?という質問を受けたので、今回はそんな内容でお送りします。

■ 記事一覧/もくじ:BITWIG STUDIOで良い感じに音楽を作ろう!

OnsetとStretch

ソフトによって呼び方はマチマチですが、オーディオデータに情報を与えてその情報の時間を変更することでオーディオデータのテンポを変更するというのがいわゆるタイムストレッチの基本的な考え方です。

大雑把にいうと波形のひとつひとつを少しずつ速くしたり遅くしたりしてテンポを変更しているということになります。

BITWIG STUDIOではStretchパネル内でビートマーカーを移動することでストレッチを微調整できます。

ビートマーカーの追加方法はとても簡単で、Onsetがうっすらと見えているので、その最下部にカーソルを合わせると白いマーカーが現れます。

このマーカーをクリックするとビートマーカーのできあがりです。

ビートマーカー作成

ビートマーカーを左右に移動することでストレッチを行ないますが、この時にビートマーカーをドラッグする場所によって2つの機能を使い分けます。

ビートマーカーの各機能

ビートマーカーの上半分にカーソルを合わせた時と下半分にカーソルを合わせた時で、カーソル自体も変わって機能も変わります。

上半分に合わせた時は、そのビートマーカーを固定したまま全体を微調整し、下半分に合わせた時はビートマーカーの場所自体を変更します。

文章では少しややこしいかも知れないですが、強制的にガツンとビートを合わせて行く場合は下、微調整は上と覚えておけば良いのではないかと思います。

DAWソフトを買うだけでストレッチやスライスもできてしまう世の中ですよ

どういう時にストレッチを使うかというと、冒頭のだいたいテンポに合ってるけど部分的にずれているところの補正というような場合はもちろん、敢えてストレッチし過ぎて違和感を出してみたり、そもそもテンポ感のないSEやエフェクディブなサウンドを曲の中で使う場合のタイミング合わせにも重宝します。

一昔前はループ集などを買ってきても高価なサンプラーやスライスするソフトが別途必要だったりと、単純にテンポやフレーズを合わせるだけでも一苦労だった時もありましたが、今はDAWソフトの基本機能で簡単にできてしまいます。

そういったわけでストレッチをサラッと使ってみた動画を作成しました。

動画で使っているボーカルフレーズもそうですが、コンピュータからみるとテンポ感が判りづらいデータというもの多々ありますし、逆にフレーズのタイミングを変更したい時も良くあります。

BITWIG STUDIOのタイムストレッチは音色の劣化が少なく気軽に使える機能なので、いろんな場面で活躍すると思います。

これまで使っていなかった人はいろいろと試してみてください。
きっと音楽制作の役に立つはずです。

といったところで今回はここまで。
引き続きBITWIG STUDIOで良い感じに音楽制作を楽しんでください!
それではまた次回!!

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