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【連載】Sugar Bytes幕の内連載その4

シンセサイザーはあらゆる音を作り出すので、使いこなせれば魔法のような楽器ですが、奏法も含めてということだと表現が難しい楽器というのも多いですね。

そんな楽器の中のひとつにギターやベースがあると思います。

ソロでメロディーを演奏しているような表現はともかく、カッティングやミュートのサウンドを表現するのは難しいんですよね。

そこで、ギターの音源というのが登場するのですが、ギターの音源といえば大きく2種類の主流がある気がします。

ひとつは奏法なども含めて徹底的にサンプリングしてリアルさを追求したサンプラー系。

もうひとつは今回ご紹介するパターンシーケンス系のギター音源ですね。

まずはジャカジャカしてみる

一見ゴチャゴチャしているというか、どこから手を着けて良いのか微妙に迷いそうなGUI(ソフトの見た目)ですが…

Guitarist

慣れると使いやすいです!

基本的な流れはPATTERNタブを開いてパターン(フレーズ)を作成して、それをSONGタブ内で並べて曲を構築するという流れで、比較的良くある感じではあります。

画面下に鎮座しているギターのネックが普通ヘッドが右に来そうなものですが、左を向いているのに少し違和感がありつつ、操作してみるとすぐに実際にギターを構えて覗いた視点を意識しているのに気付きます。

ネックの下にはCHORD BOARDとPATTERNSというメニューがあり、それぞれ24ずつオリジナルのコードやパターンを作成できます。

CHORD BOARDとPATTERNSの鍵盤配置のスイッチを押して呼び出して、中央上の画面のそれぞれのタブで設定するという感じです。

GUITARISTはスタンドアロンでも使用できますが、プラグイン起動している場合、パターンはSONGで並べずにDAWからノートでトリガーすることもできるので、どちらかというとプラグインで使用する方が楽な気がします。

パターンの作り方はコードストロークでジャカジャカするようなものはビックリするほど簡単です。

Pattern

PATTERNメニュー内の左上に表示されているTempoでTriggerの1ステップ分の長さを決めて、スライダーを上げるだけ。
Triggerのスライダはボリュームも兼ねているので、ニュアンスも考えて上下したらあとはDAWホストを再生するか、GUITARIST内のプレイボタンを押して再生すればすぐにジャカジャカと音がでます。

判ってしまえばシンプルなのです!

PATTERN内のメニューを細かく見て行きます。
Triggerは先に触れた通りなので省略です。

PATTERNとCHORDそれぞれの1番上にあるLoopはそれぞれ独立してループ範囲を指定できます。

Active

クリックする毎に黒いポイントが表示されたり消えたりします。
これはTriggerが有効になっているステップのどの弦を有効にするかを決める部分で、上が1弦下が6弦です。
カッティングの切れを良くするために低音弦を鳴らさないようにしたり、6弦のみにして激しいリフを演奏したりもできます。

Direction

ピックのストローク方向を決めます。
画面最下部のネックの方向に即しているので上向きの矢印がダウンピッキングというのが引っ掛け問題です。

Style

何も設定しなければ通常のストローク、ティーカップのようなアイコンで(ギターの奏法でいうところの)ミュート、ドクロマークでカッティングになります。

Drag

ビブラートやスライドインのような表現を設定します。

Strum

Slow1、Slow2、Slow3とDoubleの4種類から選択します。
Slow1から3はコードをポロローンとする時のポロロンっぷりを変えて、Doubleは倍にします。(8分音符を16分音符にしたり)

Repeat

Tempoで設定している長さを何倍するかを設定します。
1/16で4となっている場合、そのコードを1拍分の時間維持します。

Note

TempoとRepeatで設定した時間に発音するコードのノートを選択します。

Chord

少しの音楽的な知識と馴れが必要かも知れません。

img_sbfun-4_03.jpg

クリックするとこの表のようなものが表示されますが、これは横軸で見てVAR 1、VAR 2、VAR 3とCHORD BOARDの4項目に分かれています。

VAR 1がローコード、VAR 2と3はハイコードを指定します。
それぞれの意味はpowがパワーコード、三角マークがついているものはメジャー、-マークがついているものはマイナー、augがAugment、dimがDiminish、susがSuspendです。

例えばNoteをE、ChordをVAR 1の-7に設定した場合、解放弦付近のEm7、VAR 2の-7なら7フレット辺りのEm7、VAR 3の-7なら12フレット付近のEm7という具合になります。

…と、解説してみましたが、文章ではどうにも伝わりづらい部分が多いと思うので、実際にパターンを作成しているところの動画を作成してみました。

いかがでしょうか。
カッティングだけではなくて、ポップスやロック他にも様々なジャンルに対応可能な万能プレイヤーです。

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プリセットにはかなり素敵なフレーズから『良いのか!?これ、プリセットとして入っていていいのか!?』っていう遊び心満載のフレーズまで、作り手が楽しんでいるのを感じるソフトなのもオススメしたい理由のひとつです。

それではまた次回、お楽しみに!

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