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【新連載】Sugar Bytes幕の内連載その1

2015年5月、ディリゲントはSugar Bytes製品の取扱いを開始しました。

Sugar Bytesはベルリンに居を構えるプラグインメーカーで、ポップなインターフェイスと遊び心を詰め込んだプラグインを多数リリースしています。

シンセサイザーやシーケンサー、マルチエフェクトやフィルターなど種類も多様ですが、単体での購入はもちろん、すべてをセットにしたSUGAR BUNDLEもあります。

今回からSugar Bytes製品の魅力をお伝えする連載を開始しますが、SUGAR BUNDLEは含まれるプラグインが12種と豊富なので、毎回ひとつプラグインにスポットをあてつつお送りしたいと思います。

第1回目の今日は、Sugar Bytesのフラッグシップシンセサイザーとも言えるワブルサウンド生成マシン、Cyclop。と見せかけてLooperator!!

シンプル操作でトラックに劇的な変化をもたらすBPMシンクベースのマルチエフェクトです。

Looperatorってこんなプラグイン

Looperatorを起動するとこのようなインターフェイスになっています。

Looperatorインターフェイス

馴染みのない方にはパッと見ても何がなにやら…かも知れません。

LooperatorはBPMシンクベースのエフェクターで、受けたオーディオをINPUT項目で擬似的に16分割します。

各スライスの長さは設定(画像で<1/4>と表示されている部分)で変わり、1/2、1/4、1/8から選択します。
1/2で1ステップが2拍分、1/8で1ステップが半拍分といった具合です。

スライスの長さを決めたら、各スライスごとにエフェクトを適用していくプラグインエフェクト。それがLooperator。

こんなエフェクトがありますよ

インターフェイスの大部分に鎮座しているのはEffect Sequencerで任意の場所をクリックしてパネルから選択するか、上下にドラッグして選択、スライスにエフェクトを適用します。

各エフェクトの機能は以下の通り。

SLICE:

Slice

INPUTで16分割されたスライスをトリガーします。

例えば16ステップすべてを1に設定したなら、1ステップ目のスライスのみが16回鳴ることになります。

設定可能なのは1から16で、Xボタンでそのステップを削除、サイコロマークはランダムでスライスをトリガーします。
Looperatorに出てくるサイコロマークはすべてランダムにかかわる何かです。

LOOP:

Loop

有効にしたスライスを設定した条件でループします。

ループの仕方は絵というかアイコンの通りで、三角マークで表示されます。この三角が再生方向を表しているので、三角が向き合っているものはリバースが含まれている、というように見ます。

6から16の数字はその数字分で分割するので、数字を大きくすればするほどスタッタタッターなことになっていくというわけですね。

U1からU4はユーザー定義で、最下段中央のアイコンはリンク。直前の設定を倍に引き延ばします。
これらの内容は他のエフェクトも共通です。

ENV:

ENV

ボリュームエンヴェロープを設定します。

FILTER:

Filter

フィルターを設定します。

ハイパス/ローパスの他にフォルマントフィルターがあります。

FX 1:

FX 1

ディレイ、テープストップ、ディストーション、Tonalディレイ(ピッチシフター+ディレイ)が含まれています。

FX 2:

FX 2

リバーブ、スクラッチ、タイムストレッチ、ピッチシフト、フェーザーが含まれています。

それぞれの設定はクリックして開くパネルから選択するか上下にドラッグすると書きましたが、既に設定しているエフェクトのアイコンを左右にドラッグすると同じものがコピーされ、右クリック(Macの場合はcontrol+クリック)で削除。

右クリックのままドラッグすると設定済みのエフェクトをまとめて削除します。

ランダマイズでガシガシ行きましょう!

全体のDRY/WETバランスとバイパスはインターフェイスの最下段にありますが、各エフェクト段の一番右のサイコロアイコンでそのエフェクトのみのランダマイズ、サイコロアイコン右のトリムをクリックしてそのエフェクトのみのDRY/WET調整も行なえます。

エフェクト全体をランダマイズする場合はインターフェイス右上のサイコロアイコンをクリックしますが、隣りの下向き三角マークをクリックするとランダマイズの仕方を選べます。

ランダム設定

『タイ(リンク)が使用されていること』や『スペイシーなもの』というような条件を付けておくことができますよ。

全体のランダマイズのすぐ左のINITボタンをクリックすると、すべて、または任意のエフェクトのみをクリアできます。

INITボタン

ガシガシ試してみると意図せず面白いサウンドが飛び出すのでついつい時間を忘れてしまって仕事になりません。ピンチです。

各エフェクトやランダマイズを使用した動画を作成しました。

切れ味の鋭いエフェクト効果が簡単操作ですぐに手に入るのが伝わったでしょうか?

エフェクトの詳細設定やユーザー定義などの設定についてはまた別の機会に。
それではまた次回、お楽しみに!