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【連載】Mixcraft 6で音と映像をミックス2 Vol.28!

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(2014/11/21)

Mixcraftの魅力をお伝えしている本連載。

連載を一新してからは、マスタリングを中心にMixcraftの魅力をお伝えしております。

前回、前々回はオートメーションについて解説を行いました。

マスタリングは、2mixにまとめられたオーディオ・ファイルに対して処理を行います。
そのため、ちょっとしたEQ処理を行っただけでも、楽曲全体に影響が及ぶため慎重な処理が求められます。
しかし、裏を返せば楽曲全体への色づけが用意とも言えます。

「大きく印象を変更したくないが、まとまり感を出したい」、「音にあと少しだけ暖かみを持たせたい」というシチュエーションは、マスタリングの終盤になればなるほど出てくると思います。
そのような場合、DAWではエフェクトをマスタートラックにインサートを行う手段が有効ですが、どんなエフェクトでもいいわけではありません。

そこで今回は、音の色づけを行う際に最適なMixcraft 6のエフェクトたちをご紹介したいと思います。


音を汚す!?

今回ご紹介するエフェクトは、「FSQ1964」「FAT+」「Ferox Tape Emulator」の3種類です。

これらエフェクトの共通点としては、本物のテープ・マシンや、ハードウェアの真空管エフェクターに音を通した際の、音の圧縮、音質変化、音の汚れ具合を再現します。
「音の圧縮」、「音質変化」までは理解できると思いますが、「音を汚す」と聞くと悪くしているように感じてしまう方もいるかもしれません。
説明の前に、実例を聴いていただく方が早いかと思いますので、以下の動画をご覧ください。

Ferox Tape Emulatorを有効にすると、音が汚れることが感じられると思いますが、「音が汚れる=悪い」ということではなく、「音の密度が上がる」、「音のまとまりが増す」、「音に味わいが出てくる」といった良い側面も感じられるのではないでしょうか?

また、ハードウェア・サンプラーが全盛だった時代のヒップホップは、今の時代の感覚でいえば音質が悪いと言えるものもありますが、その分中域の密度が高く、音にパンチがあり、今の時代でも高く評価されています。

音が悪いといえば、Nirvanaのファースト・アルバム「BLEACH」は、ノイズが非常に多く含まれているアルバムとして有名です。
上記の内容とは少しズレるかもしれませんが、「ノイズが全く含まれておらず、音が非常にクリア」=「曲が良い」ことに直結しないことを感じとれるロック・アルバムです。機会があれば、みなさん是非聴いてみてください。

このように、音をキレイに仕上げることだけが全てとは言えず、楽曲によっては音に味わいをプラスすることが必要な場面も出てきます。
このとき有効と言えるエフェクトが、Mixcraftの中では先ほどの3種類のエフェクトです。

それぞれのエフェクトの説明は次週から行いますが、3つのエフェクトの特長を確認していただくためにも、以下の動画を用意しました。
ご覧ください。

次週からは、これらエフェクトの詳細な説明を行って行きます。それでは!