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GrandVJでビジュアルジョッキング!その8

GrandVJ

先週の土曜日(2013.7.28)、ディリゲントが主催するReloop Night Beyond Vol.1を開催しました。

Reloop Night Beyond Vol.1

Reloop Night Beyondはディリゲントの取り扱いメーカーのうちのひとつ、Reloopのコントローラやヘッドフォンを購入してくれたユーザーさん、特にこれから始める人や人前でプレイするのはまだハードルが高いと考えている人に、実際にプレイする場を提供しよう!失敗しちゃっても良いじゃない!というようなコンセプトで企画したイベントなので、それはもう空気がゆるい。

今後も継続して開催して行く予定なので、Reloop製品ユーザーさんも、Reloop製品を検討中の方も次の機会にはどしどし応募しちゃってくださいね。

GrandVJ実戦投入

Reloop Night Beyond Vol.1では会場のEN-Sof Tokyoさんに常設のプロジェクターをお借りしましたが、DJブース背後のスクリーンにちょっとしたイメージやDJネームが投影されるだけで、DJの皆さんのカッコ良さが5割増しになります!(※ 個人の感想です)
GrandVJにはテキストのコンテンツが豊富に用意されているので、DJネームを加算や乗算で表示するだけでもとても凝った演出のように見えるのでおいしいです。

さて、今回Reloop Night Beyondの第1回目ということで、GrandVJによるVJパフォーマンスを行ってくれるユーザーさんも合わせて募集しましたが、募集期間が極端に短かったこともあり残念ながら今回応募がなかったので私が映像を担当しました。
どんなソフトでも同じですが、実戦投入して初めて気づくことがあるな、と。
少しネガティブな内容もありますが、敢えてお知らせしてみたいと思います。

熱対策重要

GrandVJは映像を扱うソフトとしては動作の軽いソフトと言えますが、トリガーする映像の数や使用するエフェクトの数によってはコンピュータにかなりの負荷を掛けることになります。

プレイ中はCPU/GPUのメーターを常に見張るのですが、負荷の他にもうひとつの天敵が熱です。
Reloop Night Beyond Vol.1ではMacbook Proを使用しましたが、CPU/GPUともに若干余裕がある状態でも、コンピュータが熱を持ち過ぎると動作がぎこちなくなることがありました。

この辺り、ライブのオケ出しやDJプレイにコンピュータを使用する場合にもまったく同じですが、コンピュータスタンドや灰皿などの小物を敷いて本体を浮かせ、風が通り抜けるようにしてあげたり、場合によっては扇風機などで送風してあげるなどの対策をしてあげると長時間使用の場合は安心ですね。

残念ながらコンピュータのソフトウェアのことなので、100%絶対に落ちないという保証はありません。
もし万が一ソフトウェアが強制終了してしまったというような最悪の場合に備えて、デスクトップの壁紙を黒バックにイベントのタイトルなどを表示したものにしておくと、ソフトウェアが落ちてしまった場合にもプロジェクターにはその壁紙が表示されるので、バックアップマシンとスイッチャーがあるような環境以外では有効かも知れません。

豊富なコンテンツにプラスアルファ。タダで。

GrandVJにはムービーやFlashコンテンツ、Quartz Composerコンテンツなど、豊富なライブラリが付属します。
組み合わせやエフェクト処理などで限りなくオリジナリティを押し出すことができますが、アーティスティックなソフトウェアなだけに、やはりコンテンツも自分で作成したいと思うものですよね。

映像素材やCG素材を作成するにはAdobe製のソフトウェアなど有名ものがたくさんありますが、なかなかに高価なものが多いのも事実です。
そこで、もしこの記事を読んでくれている人がMacintoshユーザーなら、Quartz Composerはおさえておきたいツールなのです。

Quartz ComposerはMac OS X専用に無償提供されている開発ツールで、簡単に言ってしまうとiTunesのビジュアライザみたいな雰囲気のものが比較的簡単に作成できます。

先日のReloop Night Beyond Vol.1では「Reloop Night」ゆえのシャレというか、Reloop製品にちなんだ素材を作成したりしてみました。

ReloopNight vol1

▶ Reloop Night Beyond Vol.1

写真に写っているのはReloop wave8のコーンから音に反応して光の輪が飛び出すというものです。
他にもシャレ素材を多数作成しましたが、プログラミングなどの専門知識がなくても努力でカバーできる範疇でそれなりのものが作れました。

興味のある方は「Quartz Composer」で検索してみると日本語の情報も多数発見できますし、GrandVJに入っているQuartz Composerファイルを開いて構造を調べたり勉強したりということもできます。

意外と使えるiPhoneコントローラ

前回の記事中でMIDIコントローラなどを購入するまで、検討中のつなぎ的な意味でiPhoneでGrandVJのレイヤーとエフェクトのスライダーをコントロールする簡易的なコントローラを作成/配布しました。

せっかくなので実際に使ってみましたが、当日はVJを行っていた場所が極端に暗かったのもあって、iPhone自体がきっちり光っているのが何気に便利だったり。

iPhoneでGrandVJ

▶ iPhoneでGrandVJをコントロール

バッテリー対策でMacbook ProとiPhoneを有線で接続していますが、信号の送受信自体はAd Hocで行っています。
Touch OSCを使用する場合、コンピュータとiOSデバイスは同じWiFiネットワークに接続する必要がありますが、インターネット回線で接続した場合レイテンシが大きく発生したり、動作が転んだりと問題が出る場合があります。
そもそもインターネット回線が来ていない場所などで使用する場合はどうする?という問題もあるので、Touch OSCでiOSコントローラを使用するなら、やはりAd Hocがオススメです。

レイヤーのエフェクトが曲者

当日は5組6名のDJ出場が決まっていたので、事前にある程度DJネームのコンテンツやイメージ素材を仕込んでおきましたが、その場のインスピレーションで他の素材やエフェクトを使用しました。

ビジュアルジョッキング連載の中で、素材のセルへのロード方法などについても細かく触れましたが、セルにロードするほか、Fileブラウザからレイヤーに直接ドラッグ&ドロップすることで直接コンテンツをトリガーしてしまうこともできます。

この時、例えばレイヤー1にムービーをトリガーして、同じレイヤー1にエフェクトをドラッグ&ドロップで追加したとします。
すると当然レイヤー1にはムービーとエフェクトがトリガーされていることになりますが、この状態から別のムービーをレイヤー1にトリガーしたとすると、ムービーは変更されてもエフェクトは残るので、前のエフェクトが掛かった状態で次のムービーがトリガーされてしまいます。

このような場合にもiPhoneコントローラの2ページめに作っておいたエフェクトのセレクトノブを左に振り切るか、レイヤーのフェーダーを左に振り切った状態でキルボタン(Xボタン)を押すとレイヤーがクリアされるので、何となく付けておいたエフェクトのコントロールも思ったよりも役に立ったりしました。

そんなこんなで今回はGrandVJを実際に使用してみたという内容で番外編的にお送りしました。
GrandVJを購入した、これから購入するという方も、次のReloop Night Beyond Vol.2でVJデビューを目指してみるというのはいかがでしょうか!?

投稿者:いはし

いはし

カスタマーサポート担当。
知らないこと以外は何でも知っているプロダクト・スペシャリスト。
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