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Reloop RP-6000 MK6 針圧調整方法

 

これまで数多くお問い合わせいただいておりましたReloop RP-6000 MK6 BLACKが、2013年5月28日ついに日本国内で販売開始となりました。
DJの方はもちろんのこと、レコードの音質の素晴らしさを知ってもらうため、音楽を愛する全ての方にReloop RP-6000 MK6でレコードを聴いていただきたいです。
今は音楽の聴き方が変わってきて、CDですら使われなくなってきています。そんな中で、ターンテーブルを今まで使ったことがないという方は、非常に多いかと思います。

そこで今回は、Reloop RP-6000 MK6をご使用いただく前に必要な、針圧などの様々な調整方法をご紹介いたします。写真付きで解説していきますので、「ターンテーブルを初めて使う」という方は、ぜひご覧ください。

ゼロバランスの調整

針に適正な圧力を加えるためにまず必要な調整が、トーンアームの水平バランスを調整することです。
トーンアームを水平にバランスが取れた状態を0と調整すれば、針圧調整目盛りで調整した圧力が、針に正しくかかります。

※ 適正針圧はカートリッジの説明書に記載があります

※ 針の保護カバーは取り外してください

※ アンチスケーティング・ホイールを0に調整する

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その前に、何故針圧を調整する必要があるのでしょう?
レコードの音は、レコード針がレコード盤の溝をなぞることにより、音を拾っています。この時、適正針圧よりも針圧が高いと、音が歪んだり、レコード盤へ負担がかかってしまいます。
反対に針圧が低いと、レコード盤への負担が軽減しますが、針飛びや、微風などの些細な音も拾ってしまい、ノイズにつながります。
こういった理由から、カートリッジに定められた適正針圧に調整することはとても大切です。

では、ゼロバランスを調整していきます。
まず、アームリフトを下げた状態で、トーンアームをアームレストから離します。

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続いて、トーンアームがほぼ水平の状態になるまでバランス・ウェイトを回し、調整します。

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【トーンアームが水平で、バランスがとれた状態】

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【バランス・ウェイトが後方に寄りすぎている】

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【バランス・ウェイトが前方に寄りすぎている】

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トーンアームが水平の状態でバランスがとれたら、アームリフトを上げ、トーンアームをアームレストに戻します。
そして、針圧目盛りリングの「0」をアーム後部軸の中心線に合わせます。

※ この時、バランス・ウェイトが動かないよう指で支え、針圧目盛りリングのみ動かしてください。

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これで、ゼロバランスの調整は完了です。
トーンアームが水平になり、バランスがとれた状態を、針圧0と調整することができました。

針圧の調整

それでは、針圧を調整します。
まずは、適正針圧を確認しましょう。適正針圧は、カートリッジの説明書などに記載されています。

※ 今回使用するカートリッジの適正針圧は「3g」のため、以下の説明文では針圧を「3g」に調整していきます

適正針圧を確認したら、バランス・ウェイトを回し、中心線に適正針圧値を合わせます。

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これで、針圧は適正針圧値に正しく調整されました。

アンチスケーティングの調整

アンチスケーティングの調整を行います。と、その前にアンチスケーティングの説明から行います。

通常レコードを再生していると、針は内側へ向かう力が発生します。これにより、レコード溝の内側ばかり削れたり、音が左右アンバランスになるという問題が発生します。
この問題を解消するのが、アンチスケーティング!針に対して内側に力がかかるのなら、外側に力を加えて相殺しようというものです。
そのため、外側にどのくらいの力を加えるという事が大事になってきますが、基本的には針圧と同じで大丈夫です。

アンチスケーティング・ホイールを、針圧値と同じ値に調整してください。

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トーンアームの高さ調整

最後の調整がトーンアームの高さ調整です。
アームの高さにより、レコードの溝に対する針の角度がかわってしまうため、音質面への影響、針飛びなどのトラブルを発生させる場合があります。そのため、トーンアームの高さ調整が必要です。

調整方法は、アームロックを解除し、アーム高調整をまわして行います。

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アームリフトを下げ、針先をレコード盤にのせた状態で、トーンアームとレコード盤が平行になるように調整してください。

以上が、Reloop RP-6000 MK6の使用前調整方法です。

しかし、これで終わりではありません。例えば、カートリッジが変われば、重さが変わってしまい、適正針圧も異なる可能性があるため、全ての調整が必要です。

また、1つ1つの調整で音質にも差が生じます。針圧を高くすることにより低域が増したり、アンチスケーティングの値を小さくすることにより、左右の音密度のバランスが取れたりします。
これぞ、アナログ製品の醍醐味です。自分好みの音質を求めて、ターンテーブルの調整をお楽しみください。