RP-Dock登場!…で、どうなるか!?

RP DOCK

とうとうRob Papen社からRP-Dockが登場しました!…と、さも期待されていたかのように書き出してみましたが、自分の中では待望とも言えるちょっとしたフリーソフトが公開されたのでご紹介です。

これまでにリリースされているすべてのRob Papenシンセサイザーとエフェクトは、AU、VST、RTAS、AAXなどのプラグイン起動専用ソフトなので、ちょっと音色をエディットするにもDAWホストを起動しないといけないというネックがありました。

そして、RP-Dockはこの問題を解消するべく登場した、Rob Papenプラグイン専用スタンドアロン・プレイヤーなのです!

これで空き時間などに音色をエディットするのも気楽になるのですが、RP-Dockは簡易的なレコーダー/プレイヤーを装備していることでその場で思いついたフレーズをスケッチしておいたり、バッキングトラックを流しながら演奏したりというような「ちょっとしたこと」、それでいて「あったらあったで便利」という機能を合わせ持った、シンプルにして必要充分なソフトウェアであると言えます。もちろんフリーダウンロード提供で、Rob Papenデモバージョンのソフトウェアでも使用できるので、デモバージョンを試す時にはRP-Dockも同時にダウンロード/インストールしておくと便利ですよ。

RP-Dockはとてもシンプルなソフトウェアなので、説明の必要もなさそうですが、念のため少しだけ。

RP-DOCK インターフェイス

インストール後に起動すると、このような見た目のソフトが立ち上がります。
みたまんまのシンプルっぷりです。

RPプラグインを起動するには画面左上、PLUG-INプルダウンメニューをクリックして選択します。

RP-Dock プラグインスタート

※ 2013年4月8日現在、Macintoshのvstバージョンのみ対応していますが、今後ほかのプラグイン・タイプ、OSに順次対応予定です

プルダウン・メニューでプラグインを選択すると、自動的に選択したプラグインが表示されます。
サウンドメイクなどはすべてプラグイン側で行います。

プラグイン GUI

プラグインを閉じた場合には、RP-DockのOPENボタン(画像赤枠部分)をクリックすることで再表示されます。
他の機能も一通り説明しておきます。

RP-DOCK インターフェイス

プラグイン・セクション

(1)
プラグイン・セクション
プルダウンメニューからプラグインの選択/起動を行い、OPENボタンでGUIの表示を行います。
VOLUMEは起動したプラグインに対するマスターボリュームとして機能します。

※ GUI = Graphical User Interface、ソフトウェアの見た目

オーディオ・セクション

(2)
オーディオ・セクション
AUDIOでサウンドカードのOn/Offを、SAMPLE RATEでサンプリング・レートをそれぞれ設定します。
CPUでは現在のCPUの使用率を表示します。

RP-Dock オーディオ IN/OUT セクション

(3)
オーディオ IN/OUT セクション
IN/OUTの選択、レベル、MUTEを設定します。
主にプラグイン・エフェクトを起動した場合に使用します。

RP-Dock プレイヤー/レコーダー・セクション

(4)
プレイヤー/レコーダー・セクション
レコード・ボタンをクリック時にレコーディングを開始、もう一度クリックしてレコーディングを終了します。
レコーディング終了時にファイルの保存先を設定するダイアログが開きます。フォーマットはwavです。
FILEボタンでwavファイルを開くことも出来ます。
VOLUMEはプレイヤー/レコーダーの音量を調整します。

RP-Dock MIDIセクション

(5)
MIDIセクション
MIDIインプット、テンポ、MIDIチャンネル、MIDIクロックを選択します。
RP-Dock以外の機器のテンポに追従する場合はEXTERNALに、RP-DOCKのみで使用する場合はINTERNALに設定します。
またTAPボタンでタップテンポ設定を行い、MIDIパニック(MIDIノートオフ信号が正常に伝達できずに音が止まらなくなるなど)が生じた場合にはPANICボタンで問題を解消します。

(6)
キーボード・セクション

RP-Dockキーボード・セクション

マウスでクリックしてプラグインを発音させることができます。
画面右端のMOUSE VELでキーボードをクリックした際のベロシティを設定します。

自分で書きながら思いましたが…説明いらなかったんじゃ…。
というくらいシンプルなRP-Dock。
Rob Papenユーザーの皆さんにも、これからRob Papen製品を検討中の皆さんにも、Rob Papen製品を使用する際にはRP-Dockも同時にインストールしておくと何かと便利だと思いますよ!ではでは!!