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デジタルピアノ購入ガイド vol.3

デジタルピアノ購入ガイド vol.3

前回の記事では、デジタルピアノを構成する要素を身近な料理の「お味噌汁」に例え、「味噌」に該当するデジタルピアノならではの機能、特に私が強調したい「同時発音数」についてご紹介しました。

今回は「具」の部分に迫ってみたいと思います。


好みに応じて追加機能を見極める

具はそれこそお好みに応じて、ニンジンやら大根やら、豆腐やら、魚のアラやらなんでも入れていいと思うんですよね。

ピアノ演奏イメージ画像

デジタルピアノとしては、いろいろな楽器の音色や録音機能、メトロノーム機能、自動伴奏機能、デジタルスコアなどなどトッピングは目白押しです。シンプルがいいということであれば、だしと味噌だけで本来のピアノの代用としてデジタルピアノを味わえばよいわけです。

具はモノ(機能)によっては高価になりますし、必要なければ削れる代物です。レッスンを補完的にサポートする機能もあって、それはそれで楽しく練習ができたり、音楽性を育む要素も盛りだくさんです。

しかし、具もベースとなる、だしと味噌が美味くなければ台無しになるのと同じで、鍵盤タッチや音色がしっかりしていて、同時発音数も表現できるだけの余裕を持ちあわせていないと、宝の持ち腐れになることが必至なのです。

最後に「器」。
味噌汁をいただくのに、器は必要です。

高価な漆塗りのお椀で飲めば、高級な感じがしますし、空き缶のフタを開けて提供されれば、あんまり美味しそうに感じないといった感覚と一緒です。外観や仕上げの色などは、まさに好みの領域になります。

ここで言いたいことは、あくまでも外観は外観でして、デジタルピアノの要素としては、そんなに大切ではないということです。ここは、お部屋のインテリアや好み、またお財布と相談してレベルを調整すればよいところです。

店頭で検討するときの重要なポイント

いよいよまとめです。

ピアノの音については、何が良いという基準はありません。ここは、主観的な好みに依存してしまいますが、好きなピアノの音を探す、とか、教室にあるピアノの音に近いとか、どっかで決断できるための掴みを事前に探っておくことも重要です。

この記事を見てお店に行って検討しようと思われた方。

店頭では、あらゆるメーカーからあらゆる機種が発売されていますので、最初はビビると思います。まずは、あらかじめ予算を決めてその前後の機種に絞って試弾してみることをお勧めします。とにかく、音、鍵盤、同時発音数を中心にまずはチェックしてください。

numa piano 演奏画像

そして店頭で検討するときの重要なポイントがあります。
試弾するときには必ず、椅子に座って試弾することが重要です。

みなさん、デジタルピアノ売り場に行くと必ず立ったままで鍵盤をいくつかポロンポロンと弾くんですね。ピアノは実は、座って弾くもの。スピーカーの位置も弾き手が心地よく弾ける位置にセッティングされていますので、本当にピアノの音色を確認するときは座って確認するのが最上です。

また、鍵盤も同様です。立った状態で鍵盤を弾くと、上半身の加重とともに、下に押す力は座っているときよりも強くなるんですね。その分鍵盤のタッチ感が軽く感じられることになります。購入してからなんか鍵盤が重いと感じる方のほとんどは、立った状態で試弾した結果なんです。メインで弾く人に必ず座らせた状態で、鍵盤のタッチ感を確認することもお忘れなく。

そして利用シーンを考えますと、ヘッドホンをメインでとお考えの方はヘッドホンを装着しての試弾も重要です。ちょっと店員さんには言いづらいかもしれませんが、そうそう買い替えるモノでもないので、頑張ってリクエストしてください。

以上あれやこれやと書いてきましたが、紐解くと選ぶポイントは絞られます。ぜひ、自分に合ったデジタルピアノと巡り合えることを願っております。

 Studiologic 製品一覧

▶ Studiologic 製品

ちなみに弊社からもステージキーボードが発売されています。イタリアの鍵盤メーカーが満を持してリリースしたStudiologic(スタジオロジック)というモデルの数々。

家庭用に馴染みあるモデルもありますので、店頭で見かけた際は鍵盤を叩いて可愛がっていただければ幸いです。