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RGでガツンとロック!

RGでガツンとロック!

RobPapen(ロブパペン)「RG」はリズムギター・シンセサイザーで、内蔵シーケンサーと組み合わせたフレーズは素晴らしいのひとことに尽きます。RGはクリーンなカッティングやアコースティックのストロークのイメージが強いように思いますが、実はディストーション・ギターもかなり得意だったりします。

もし今この記事を読んでくれている人の中でRob Papen RGをまだ知らない人がいたら、製品ページのデモビデオやデモサウンドを試聴してみてください。価格帯からは想像もできないクオリティの高さに驚くと思いますよ!

さて、今回はそんなRGのちょっとしたテクニックというか、使いこなし術をひとつお知らせしようと思います。


フレーズが良くても使えない??

この手の音源にありがちなのが、「ソフト単体ではとても良いサウンドやフレーズが含まれているのに、いざ楽曲の中で使用してみると、なんだかんだと使えない」ということではないかと思います。

RGには即戦力なフレーズ(シーケンス・パターン)が大量に含まれていますが、実際に楽曲の中で使用するとなると、コード1発ジャーン!と入れたいのにキーボードから信号を入力するとフレーズがトリガーされてしまうという、「至れり尽くせりが逆に邪魔」ということがあります。そんなときに便利な裏技があります。いや、裏技というか・・・ちょっとしたテクニックですね。

RGのシーケンスはA/Bの2種類とそれぞれのメジャー/マイナーの4種類をオクターブごとに切り分けて使用します。RGの基本的な機能などは製品ページの動画で触れているのでここではあえて説明しませんが、このオクターブでA/Bの2つのフレーズを切り替えられるという機能を利用して、自然なフレーズを作成できるようにしようというわけです。

クリーンサウンドやアコースティックサウンド、カッティングフレーズなどのクオリティの高さはデモサウンドなどで聴けるので、今回はディストーション・ギターサウンドを用いて、ヘヴィでメタルなフレーズを作ってみます!

まずは下準備です。

MODELにDistortedを選択し、シーケンスAをすべてDown Strokeに設定。

RGシーケンスA

▶「RG」シーケンスA

ミュートでザクザクなサウンドを作ります。このシーケンスでE2のノートを入力するとこんなサウンドになります。

RGのシーケンスではダウンストロークとアップストロークを個別に設定できますが、ソリッドなリフを作るにはダウンストロークのみを使用してベロシティでニュアンスを作ってあげた方が雰囲気が出ます。このシーケンスでは画像のように、裏に来る部分のベロシティを若干下げています。

シーケンスBではパワーコード風なサウンドを作ります。

「RG」シーケンスB

▶「RG」シーケンスB

シーケンスの先頭をGlide / Extra Strokeにし、残りはずべてTieで繋ぎます。必要に応じてAMPのDecayとReleaseを調整しつつ、E3からD#4までのノートを入力するとパワーコードのようなサウンドになります。

この状態でオクターブごとにパワーコードとミュートでザクザクした音を発音させることができるようになるので、DAWソフトなどにはオクターブで切り離して考えて入力を行います。

RGフレーズ

上記画像のように入力すると、このようなフレーズになります。

RGはリズム/バッキングに特化したギター・シンセサイザーであるため、仕様上1オクターブの範囲内でフレーズを作成する必要があります。これを踏まえて1オクターブ上ではパワーコード風、1オクターブ下ではミュート音を打ち込むと覚えておいてみてください。

ディストーションギターのミュートサウンドはサンプラーを使用しても表現が難しく、専用のギター音源は高価なものばかり。そんな中、RGを制作環境に忍ばせておけば、ギター音源で困ったときに必ず役に立つと思いますよ。

最後に、今回はヘヴィでメタルな感じに使用するというテーマでRGを紹介してみたので、ヘヴィでメタルな音で締めてみたいと思います。

「〜〜風」というか・・・ちょっとしたシャレでした。

それではまた!


 

RG

これまでのヴァーチャル・リズム・ギターを越える