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PREDATORを徹底解剖する Vol.2

PREDATORを徹底解剖する Vol.2

みなさんにとっての、シンセサイザーの魅力とは何でしょうか? それぞれ意見が分かれる部分かと思いますが、僕は自分だけの音を作成できることだと思います。音色がその時代を表現し、新しい音楽ジャンルを確立させてきたとも思っています。これからのPREDATOR連載記事では、シンセの基礎にも触れながら、音作りの面もお伝えしていきます。PREDATORで革新的な音色を作って、新たな音楽ジャンルを切り開いていきましょう!


PREDATORの構造

まずはPREDATORのオーディオ信号の流れについて説明します。一般的なシンセサイザーのオーディオ信号の流れとも重なる部分が多く、PREDATORを理解すると他のシンセサイザーもある程度は理解できると思いますよ。

オーディオ信号の流れ

上の図を参照していただくと、まずオシレーターから信号が発せられて、フィルターを通っていますね。ここで、専門用語が出てきてしまいましたので、オシレーターとフィルターについて、ざっくり説明してみます。

  • オシレーター:音源。音の元となる波形を持っていて、いわば素材提供場。
  • フィルター:オシレーターから出力された波形の様々な成分を削り、音色を変更する。

このように、様々な波形をオシレーターから出力し、それらをフィルターで削り、音を作るという考え方を減算合成方式といいます。多くのシンセサイザーでこの方式が用いられていて、PREDATORも減算合成方式です。この減算合成方式の考え方が頭にあるだけで、PREDATORでの音作りもより一層楽しめるので、ぜひ覚えてくださいね。

オシレーター

では、オシレーターに注目していきましょう。先ほど、オシレーターではいくつか波形を用意していると説明しました。波形には基音があり、倍音があり、その倍音量や含まれる周波数や、、、といった理論があるんですが、そこはすっ飛ばして代表的な波形の音を聴いてみましょう!

Sine波

SAW波

Triangle波

Square波

うーん、これだけでもすごくいい音ですね! PREDATORに用意されている波形は、全部で128個もあります。PREDATORなら、この波形選びの段階で様々な音を作成できます。

そこで気になるのは、PREDATORはどこで波形を選べるのか。それは、

PREDATORで波形を選ぶ

このwaveformのノブを回すか、ノブの右にある赤い波形名称表示部をクリックし表示されるポップアップメニューから選択してください。

次に、波形を重ねてみましょう。PREDATORは、最大3つの波形を重ねることが可能です。PREDATORで複数の音を重ねる場合、OSC x(数字)と書かれている隣のボタンを押してオシレーターを有効にします。ボタンが赤く点灯しているオシレーターは有効になっています。

オシレーターを有効

なお、画像青枠部分のボリュームノブで、オシレーターの音量が調整できます。

いくつか重ねた波形の音色を聞いてみてください。

Sine波 + SAW波

Saw波 + Square波

Triangle + Saw波

たったこれだけの操作でも、音作りの幅が広がりますね。波形の選択、波形の組み合わせ、組み合わせた波形の音量調節だけで、音色が驚くほど変わります。

分かりやすいPREDATOR

分かりやすいPREDATOR

シンセサイザーは難解と思われがちです。しかし、ひとつひとつの機能を正しく理解していけば、誰でも楽しく音作りができる楽器だと僕は思います。

特にこのPREDATORは、各機能のパネルが分かりやすく表示されていて、シンセを少しでも触ったことがある人なら、マニュアルなしでもある程度、操作できるのではないでしょうか? この分かりやすさも、PREDATORの特徴のひとつです。みなさん、ガンガンPREDATORを使い倒して、今までにないような音色を作ってください!

次回は、オシレーター機能の続きを説明します!