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GrandVJを使用した映像作品のご紹介!

みなさん、GrandVJでプロジェクションマッピング、楽しんでますか?

銀座のオシャレスポット「HINKA RINKA」でのプロジェクションマッピング展示作品について、インタビューに登場していただいたVJyouさん。あの展示では「起動すると自動でフルスクリーンにする」という機能がGrandVJに無かったため、再生専用に他の映像ソフトウェアも導入する事になったいきさつを、泣きながらご紹介しました。

HINKA RINKAでのインスタレーション作品舞台裏インタビュー

実はインタビュー後、その悔しさをArKaosの本国開発チームにぶつけたところ、次回のバージョンアップで「Start Fullscreen」という機能が追加される事になったんです。

ユーザーさんからのご意見をメーカーにしっかりと伝える、というのは我々ディリゲントの重要な任務の一つなので、こういった事例をもっともっと積み重ねていきたいですね。


 

GrandVJで舞台の背景を演出

そのVJyouさんから、GrandVJを使用した新たな映像作品が届きました!

ダンサーの小座間環さんによるコンテンポラリーダンスと、VJyouさんによる映像表現が一体化した、幻想的なストーリー性のある作品です。

ぱっと見だと、一つの映像クリップをプロジェクターから流しっぱなしにして、その前で演者さんが踊っているだけに見えるかもしれませんが、背景映像はたくさんの映像素材によって構成されていて、GrandVJ上でそれぞれの投影位置を調整したり、演者さんのタイミングに合わせて個別にクリップをスタートさせていたり、素材ごとのグラデーションマスクの設定などなど、そう簡単でもありませんよ。

 

暗いところでプロジェクターを使うときのテクニック

GrandVJ XTは演劇やダンスなどの舞台演出で使用される場合も多いので、この作品を見て、「暗いところでどうしても見えてしまう、プロジェクターの投影範囲の四角い角はどうやって隠しているの?」と感じる方もいるのではないでしょうか?

この作品では、プロジェクターのレンズ周りに丸い半透明のマスクをかぶせていて、ソフトウェア側や素材の調整だけでは回避しにくい、プロジェクターの特有の問題に対処しているそうですよ。

この辺のテクニックは、先日ご紹介した中目黒でのプロジェクションマッピングで、クリエイターの鶴田さんも同様の手法を使われていましたね。

他にも、現場で役立つ豆知識やテクニックなど、今後もどんどんご紹介していきますので、共有したいネタをお持ちな方がいらっしゃいましたらお知らせください。


 

ちなみに前回のインタビューではご紹介しそこねましたが、VJyouさんは旧バージョンのGrandVJ時代から、GrandVJに同梱されている映像クリップの提供アーティストの一人です。デモ版にも一部が収録されているので、あなたもVJyouさんの映像コンテンツを使ったことがあると思いますよ!

Credits: ArKaos GrandVJ Contents

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VJyou
https://vjyou.blogspot.jp/
「いつも歩く道からほんの少し違った世界」をテーマに、日常の風景を加工した素材やプログラミングを駆使したインタラクティブ素材を混ぜた有機的な映像演出を得意とする。
舞台照明やステージ制作の経験を活かした、LiveCinema作品のプロデューサーとしても活動中。


 

 

ふかし

世界中の面白い音楽機材やソフトウェアを日本に持ってくる仕事が楽しくてたまらない。最終的なブランド選定基準は「中の人がいいヤツかどうか」。