【音×観るvol.2】〜ピアノ+ニート=公爵?!

ピアニート公爵

こんにちは。「はぐれデジタル道」のWeb Yです。早くも初夏の陽射し、はたまた台風到来な日々ですね。商品管理部所属の私は、風が通らない銀座のオフィスで、汗をふきふき、新製品の出荷に追われています。言わば、梱包ダイエット敢行中といったところでしょうか。みなさんはどのような毎日を過ごしていらっしゃいますか? さて、今回は「いかに真面目に馬鹿をやるか?!心に真剣な冗談を秘めたアーティスト」に物思うのです。

前回は【音×観る】というテーマで東京 音楽番外地にようこそと題し、音楽ドキュメンタリー映画を取り上げました。子持ちのWeb Y、近頃は息子たちの好む特撮映画しか観ておりません。。。

それはさておき、今回のお話にまいりましょう。

世の中には、「いかに真面目に馬鹿をやるか?!」とばかりに、心に真剣な冗談を秘めるアーティストが多々存在します。

美術の世界では、Web Yが『知る・楽しむ』で一番最初に投稿した記事で取り上げた「模倣を越えた模倣」的美術家森村泰昌さん、「50通りの私とお見合いしませんか?」で有名な澤田知子さん、「家族一族で職業シャッフル!浅田家」で好評を博したフォトグラファー浅田政志さん、などなど、様々な「真剣なお馬鹿芸術家」(※ 完全な誉め言葉です!あしからず!)が存在します。

一方、音楽の世界にも「真剣に冗談をやる」表現が多様にありますよね。

例えば、エアギターというもの。一見、おふざけのようにも見えるこういう表現も、体得するにはかなりの修練が必要とされ、ギターを手にしていないという概念をも越え、神業が生まれることもしばしばと聞きます。その人気に、エアギター専用の玩具が販売されたりと、最初は「何のこっちゃ?」だったエアギターの世界も、次第にお茶の間にまで広がるようになりました。

前置きが少々長いですね。

長い割には今回Web Yが遅ればせながら紹介したいアーティストは、「ピアニート公爵」という面白いお方。にわかに(かなりか?!)ネット上を騒がせているお方なので、アナログ人間 Web Yよりも、皆さんの方が詳しいに違いありません。

Web Yがこの方の動画を観たとき、非常に感動いたしました。

よっ! 大真面目に馬鹿をやるカッチョ良さ!

この超絶した演奏力ゆえのシュール感がWeb Yの心に響きました。しかし、このかっこよさの裏側に有るものは、並々ならぬ努力と才能。

ピカソや岡本太郎の「ぶっ飛んだ絵画」(※完全な誉め言葉です! あしからず! 再び)も、ずば抜けたデッサン力と努力の上に成り立っているからこそ、説得力や感動が増すんですよね。

人間力アップにも、コツコツと積み重ねた基礎固めが必要……
基礎を固めていれば、「想定外」にも打ち勝てると信じたい……

そんなことをうつうつ考えながら、今宵もふけてゆくのでした。

※ ピアニート公爵とは –
東京藝術大学、同学院を修了。クラシックピアノ演奏の世界を、アイドルマスターや巨人の星、ニコニコ動画時報といった身近な題材を扱うことでニコニコ動画ユーザーに入り込みやすいように紹介。なおかつ高度な演奏によって感動をも与える。作者コメント欄で「僕(ニート)」と告白したことから、「彼は働く必要のない貴族なのだ」など様々な憶測を呼び、ピアノとニートを爵位を合体させた名前ピアニート公爵と呼ばれるようになった。2011年4月6日にデビュー・アルバム『Singularity シンギュラリティ(特異点)』をリリース。