BITWIG STUDIO 3.1アップデート情報

Bitwig Studio 3.1が公開されました。

Bitwig Studio をご利用の方は、アプリケーション起動時のダイアログより更新を行ってください。

最低動作環境

  • Windows:Windows 7、8、10(64ビットのみ)
  • Mac:macOS 10.11 El Capitan以上
  • Linux:Ubuntu 17.04以上

Pitchについての新たな機能

  • MICRO-PITCHの追加(新しいDevice):各NOTEのタイプ、オクターブの間隔、Scala(SCL)ファイルのインポート、マイクロチューニング、マクロチューニングを可能にするノートエフェクト(7または12ノートの音階用)を使用できます。[ チュートリアルビデオはこちら ]
  • Pitch-12の追加(新しいModulator):各ピッチクラス(CやDなど)に合わせてモジュレーション可能です。
  • Transposeの追加(新しいGrid module):信号入力の有無にかかわらずコードを作成します。(ステレオネスオプション付き)※ Pitchのカテゴリに追加
  • Pitch → Øの追加(新しいGrid module):オクターブピッチの信号を位相信号として被せます。※ Phaseのカテゴリに追加
  • 30種類以上のチューニングプリセットを追加
    • オーバートーン(オトーナル)およびアンダートーン(ユートーナル)シリーズ、クォータートーンET、さらにA4 = 432 Hzを使用した理論ベースのチューニング
    • ピタゴラス、ヴェルクマイスター、ブロードウッド、オイラーなどのスケールを含む古典調律
    • 多数の伝統的な中国の楽器(Ti-tsu 7(フルート)、Yang-chin 7(ダルシマー)、およびYün-lo7(gong-chime)など)を含む文化的なチューニングや、Javanese Chromatic 7 のさまざまなモード(pelog、dangsoe、bem、barangなど)のソース
    • アーティストが作成したチューニングコンセプトおよび特定の作品に使用されるスケール(ハリーパートの「Two Studies on Ancient Greek Scales」、およびブルース ハーモニック、ベン・ジョンストンの「Suite for Microtonal Piano」、ウェンディ・カルロスの「Beauty in the Beas」などで使用)
    • オリジナルのパフォーマンス志向のチューニング、キーボードを再構築し、経験豊富なプレーヤーでも予想外の新しい結果を生み出します(Beating Lydian、PhrygischeMütze、Constant Portamentoなど、定義されたルートからすべての音を滑らせます)
    • これらすべてのプリセットには、スケールとチューニングがタグ付けされています。
  • 周波数パラメーター(フィルター周波数やEQバンドなど)の場合、ウィンドウフッターに周波数+ピッチが表示されるように変更

新機能

  • クイックドローアクション:ペンツールで [ALT] を押したままにすると、現在のビートグリッド間隔で複数のノートが描画されるコマンドを追加
  • クイックドローアクション:ドローはデフォルトで各音符の単一のピッチになる(ハイハットと考えてください)が、 [SHIFT] を追加するとさまざまなPitchを描画できるコマンドを追加(ステップシーケンサーのように)
  • クイックスライスアクション:ナイフツールで [ALT] を押すと、マウスをドラッグする限り、ビートグリッド間隔でクリップ/イベントがカットされるコマンドを追加
  • クイックスライスアクション:スライスは最初のカット位置をビートグリッドにスナップしますが、 [SHIFT] を追加するとグリッド外で開始できるコマンドを追加
  • スライスインプレイス:選択したクリップ/イベントを、検出されたオーディオオンセット、設定されたビートマーカー、または設定されたビートグリッド間隔でスライスできるコマンドを追加
  • 93のデバイス、33のモジュレーター、および160のGridモジュールすべてでインタラクティブヘルプを追加
  • キュー/プレビュー:キューレベルコントロールがStudio I / Oパネルに追加(コンテキストメニューを使用してマッピングできます)
  • キュー/プレビュー:キューとマスター出力のバランスを設定可能に変更
  • ノートチェイスオプション:有効にすると(Dashboard > Behavior > Resume Playback)、ノートの途中でトランスポートを開始するとノートが鳴る設定を追加(ノートの長さが8分音符より長い場合)
  • Sampler(DeviceおよびGrid module)は、Serumなどで使用される「clm」メタデータチャンクを使用するウェーブテーブルWAVをインポートするように変更
  • Audio I / O Selectorからオーディオパスを追加できるようになりました(Add Buss…オプション)
  • MIDI I / O SelectorからMIDIコントローラーを追加できるようになりました(Add Controller…オプション)
  • Pluck(新しいGrid module)簡単に接続するための内蔵アンプを備えた、弾いた弦をモデルにしたエンベロープジェネレーターを追加
  • Slope↗︎(新しいGrid module)Rising用のスロープシェーパーを追加
  • Slope↘(新しいGrid module)Falling用のスロープシェーパーを追加
  • Follower(新しいGrid module)構成可能な数学を備えた対称エンベロープフォロワー追加
  • 新しいコントローラースクリプト:Novation Launchpad Pro、Arturia KeyLab MkII 49/61、Arturia KeyLab Essential 49/61、PreSonus Atom、およびPreSonus FaderPort 8/16用
  • Bitwigで作成されたすべてのコントローラースクリプトが利用可能に(例としてGitHubで修正するため)
  • ノートインプットクラスにArpeggiator / Note-repeat機能を追加
  • コントローラーAPI:低遅延ハードウェアコントロールを定義し、スクリプト開発を簡素化するための新しい高レベルAPI
  • 英語版マニュアルがバージョン3.1の情報に更新(リンク)https://dash.bitwig.com/documentation/Bitwig%20Studio%20User%20Guide%20English.pdf

主な改善点

  • macOS:Appleのメタルフレームワークを使用するように変更(利用可能な場合)
  • macOS:グラフィックパフォーマンスが全体的に向上/li>
  • Clip Launcher:ポップアップブラウザからクリップを挿入するために、空のクリップスロットにカーソルを合わせると+ボタンが表示されるよう改善
  • オーディオをプロジェクトに取り込む際のテンポ検出を改善
  • オーディオフェーダーは、ズームアウトした場合にも短い間隔で簡単につかむことができるよう改善
  • ウィンドウフッターには、設定されたパラメーター値と現在モジュレーションされている値の両方が表示されるよう改善(Modulatorがマッピングされている場合)
  • プラグインのバージョンのコンフィクトダイアログが減少
  • すべてのオシロスコープウィジェット(Polysynth、Phase-4、Oscilloscopeデバイスおよびモジュールなど)の描画が滑らかになり、ちらつきが少なくなるように改善
  • The Grid:グリッドエディターを開いた状態でのグリッドデバイスのCPUパフォーマンスの向上
  • Poly Grid (Device):未使用時にスリープするように変更(True Monoモードでない場合)
  • Poly Grid & FX Grid(Devices):Device Phaseは、バーで設定された拍子記号に従うよう改善
  • Poly Grid & FX Grid(Devices):Device Phaseは、デフォルトで1バーに変更(プロジェクトの拍子記号に従う)
  • Poly Grid & FX Grid(Devices):バーを使用する場合に位相オフセットが機能するよう改善
  • Steps, LFO, Random, ParSeq-8 & Sample and Hold(Modulator):最新のタイムベースオプションを使用し、ビート単位乗数を正しく使用し、小節単位に設定すると拍子記号の変更に適切に従うよう改善
  • LFO & S/H LFO Grid(Module):小節単位で設定された場合、拍子記号の変更に適切に従う
  • EQ-DJ(Device):視覚化されたクロスオーバー周波数がインタラクティブ化
  • Ladder(Device):周波数モジュレーションの量はすべて半音単位で設定されるように改善
  • FM-4 (Devices):整数で比率をドラッグできるように改善(読み取り:高調波)
  • Dynamics(Device):入力メーターに入力ゲインとサイドチェーンFXが反映されるように改善
  • Oscilloscope(Device):トレースBチャネルを選択できるように改善
  • Voice Stack(Modulator): 詳細パネルで個々のVoice modulatorsが利用できるように改善
  • Multi-Note(Device):すべてのPitchおよびベロシティオフセットのデフォルト値がゼロになりました(ダブルクリック時に反映)
  • MIDI Program Change(Device):MSBも使用している場合にのみLSBを選択できるように改善
  • Rotary(Device):ボリュームのモジュレーションがパーセントで表示されるように改善
  • E-Cowbell(Device):Polysynthのように、Shapeパラメーターがパーセントで表示されるように改善
  • Assorted(Device):現在機能していないパラメーターの動的な調光など、パラメーター名とインターフェースを改善
  • Audio MOD, LFO MOD, Note MOD & Step MOD(Device)::ドキュメントでは、関連するサポートされたModulatorを試すことを推奨する内容を表示するように改善
  • APC40 MKIIのコントローラースクリプト:Shift + Record / Sessionボタンを使用すると、アレンジャー録音とオートメーション録音が切り替わるように変更
  • ドイツ語版マニュアルがバージョン3.0の情報で更新

主な修正点

  • トランスポートの停止時にサステインペダルメッセージ(CC64)が0に戻らない問題を修正
  • Envelope module:曲率を0%に設定すると、ビジュアルがクラッシュする問題を修正
  • 選択カーソルが未選択のクリップをポイントしたときクリップの選択解除が機能しない問題を修正
  • オーディオのエディター(Pitchまたはformant)で長方形の選択を実行しているときにスクロールホイールを使用すると、長方形のサイズが大きくなる代わりに移動してしまう問題を修正
  • ある順序でチェーンにVSTプラグインを追加すると、VST Multioutチェーンがミュートされてしまう問題を修正
  • Elastique Proのサンプルをプロジェクトで再生すると、オーディオエンジンがフリーズすることがある問題を修正
  • Outputポートがmonoとstereo bussの両方で設定されている場合、音が出ない場合がある問題を修正
  • いくつかの特定の状況で、コントローラーを接続した状態でランチャークリップの挿入を元に戻すとクラッシュしてしまう問題を修正
  • ドラムエディターモードで矢印キーを使用して移動すると、ノートオーディションで間違ったノートが鳴ってしまう問題を修正
  • タッチインターフェイス:タッチ操作によって挿入されたノートは、オーディションの設定に関係なく、常にオーディションされてしまう問題を修正
  • タッチインターフェイス:さまざまなパラメーター(クリップのループの長さなど)を調整するとクラッシュしてしまう問題を修正
  • 入力または出力を必要としないコントローラー(MIDIまたはUSB)は、自動で再生することができない問題を修正
  • さまざまな非表示のトラックのクリップに、キーボードナビゲーションを介してアクセスできてしまう問題を修正
  • モジュレーションの量などを調整する際、稀にクラッシュしてしまう問題を修正
  • 一部のクリップで、すべてのノートのノートチャンネルを設定するとクラッシュしてしまう問題を修正
  • 非常に長い範囲で設定したオートメーション細部を調整すると、直線での記録がうまくいかない問題を修正
  • 一部のプラグインは、エンジンのロードまたは接続後に変調されたパラメーターの値が間違っていた問題を修正
  • Note Counter(Modulator): のステップの読み出しが正しく表示されるように再修正
  • Oscilloscope(Device):下向きのSlopeオプションが機能するようになるよう修正
  • AHDSR(Modulator): すべてのグラフポイントが正しく描画されるように修正
  • Diatonic Transposer(Device):いくつかのスケールにあったバグを修正
  • HW Clock Out(Device):クロックモードでない場合に一部のパラメーターが不適切に無効化されてしまう問題を修正
  • MIDI Song Select(Device):32を超えるソングセレクトメッセージが利用可能に変更
  • MIDI Song Select(Device):曲選択メッセージの後に不正な形式のMIDIバイトを送信しなくなるよう修正
  • Mac:クリップのドラッグ中に、タブキーが機能しなかったため、アレンジビューとミックスビューが切り替わらない問題を修正
  • macOS:プリセット保存時にタグフィールドに入力するとクラッシュすることがある問題を修正
  • macOS:macOS 10.15以降で32ビットプラグインがスキャンできなくなるよう変更

Bitwigライセンスを購入後1年以上経過されている場合、最新のバージョン3をご使用になるには、別途「Bitwig Studio 12 Month Upgrade Plan」を購入し、ライセンスを更新する必要があります。Bitwig Studioのライセンスについての仕様は以下のページよりご確認ください。

尚、ライセンス更新をされていない場合でも、以前のバージョンまでは引き続きご使用いただけます。