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Serato DJ IntroとSerato DJの違い(前編)

(2013/04/12)

2013年4月1日、DirigentはSerato社製品の日本総輸入代理店として、製品の販売やサポート・サービスの提供を開始いたしました。

よくあるご質問として、Serato DJ IntroとSerato DJって何が違うの?というお問い合わせをいただきます。追加機能を、箇条書きで書いてあるだけではイメージが掴みにくいかと思いますので、2回にわたりSerato DJとSerato DJ Introの違いをご紹介します!

ただ違いをご紹介するだけでなく、具体的な使い方についてもご説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Serato DJ Introとメイン画面を比較

まずは、Serato DJ Intro(左)とSerato DJ(右)のメイン画面を比較します。

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デッキのグラフィックが大きく違いますね。どのように違うか確かめるため、それぞれのデッキを拡大します。

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Serato DJ Introは、必要最低限の情報が簡潔に表示されるだけでした。

しかしSerato DJでは、Serato DJの最大の特長でもある「直感的な操作」を実現するため、様々な工夫が施されています。

Serato DJのキュー・ポイント数は最大8つ!

まず目につくのが、キュー・ポイント!Serato DJ Introはトラック・ディスプレイのオーバー・ビューにキュー・ポイント箇所が表示されているだけでしたが、Serato DJではバーチャル・デッキ内にキュー・ポイントが大きく表示されるようになりました。

また、Serato DJ IntroのCueポイント数は、最大5つまででしたが、Serato DJでは最大8つまで設定可能です。

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さらにSerato DJでは、キュー・ポイントの色をカスタマイズすることができます。イントロは赤、サビは青、ドラム・ブレイクは黄色というように自分の中でルールを決めておけば、様々な楽曲にキュー・ポイントを設定しても、統一性が保たれます。

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上の画像のように、再生ポイントがキュー・ポイントに近づくと、バーチャル・デッキのストライプがキュー・ポイントの色に段々と変化していくのも、嬉しい配慮です。

Serato DJは、ループが違う!?

Serato DJでは、キュー・ポイント以外にループ・ポイントも保存することが可能です。

楽曲中にかっこいいブレイク部分があれば、どんどんループを保存しておきましょう。もちろんリアルタイムでループを設定することは可能ですが、本番でループを設定するには慣れが必要です。
準備しておいて損はないので、ぜひルーピング機能を活用してください。

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またSerato DJには、ループ・ロールという便利な機能も備わっています。ループ・ロールを簡単に説明すると、「ループしている時間と同じ時間だけ再生位置が進む機能」です。
ループ・ロールについては、以下の記事で詳しく解説しておりますので、是非ご一読ください。

お気づきかと思いますが、ループ表示とキュー・ポイントを説明したときの画面が、微妙に違いますよね。Serato DJは、バーチャル・デッキ内のキュー・ポイントとループ表示を、以下のように切り替えることが可能です。

8キュー・ポイント

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8ループ・ポイント

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4キュー・ポイント、4ループ・ポイント

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再生中も表示の切り替えは行えますので、プレイと楽曲にあった表示方法を選択してください。

それではここで、ルーピングとキュー・ポイントを利用したデモ演奏を行います。特にルーピングとキュー・ポイントの役割の違いに注意して、ご覧ください。

Serato DJを持っていれば、楽曲には困らない!!

先ほどの動画で使用した楽曲は、Whitelabel.netを使い、無料で手に入れました。Serato DJをお持ちの方は、Whitelabel.netの使用権が得られます。

このWhitelabel.netはものすごく便利なのですが、意外と浸透していないため、じっくりとご説明します。

Whitelabel.netとは、Serato.comアカウントをお持ちであれば、レコード・レーベル各社がDJに配布しているプロモーション用楽曲を、無料でダウンロードできるネットワーク・サービスです。
楽曲はMP3フォーマットで、タグ付け、アーティスト名、楽曲名、BPM、波形オーバー・ビューがあらかじめ設定された状態で、配信されています。

ただ、Serato DJで使用する楽曲のため、MP3プレイヤーなどで再生を行うと、音質がかなり劣化した状態で再生されます。あくまで、Serato DJでご使用ください。

Whitelabel.netの使用方法

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Whitelabel.netの使用方法はとても簡単です。
まずは、以下のURLからWhitelabel.netのウェブページを開きます。

ウェブページ右上の「Log in」をクリックし、Email、Password欄にSerato.comアカウントをご入力ください。

※Serato.comアカウントを未だお持ちでない方は、以下の記事をご参照いただき、Serato.comアカウントを作成してください。

ログインが完了すると、Whitelabel.netのホーム画面が以下のように切り替わります。

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気になる楽曲をクリックすれば、画面が切り替わり、詳細な情報が表示されます。

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赤枠の再生マークをクリックすれば、楽曲を試聴することができ、青枠の矢印ボタンで、楽曲をダウンロードできます。

DJは常に楽曲が必要になりますが、最新の楽曲を無償でダウンロードできるWhitelabel.netを使わない手はありません。
ぜひ、ご活用ください。