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パパDJ〜第6話「DJへの道」

パパDJ 第6話 バナー

「照屋くんいる」
「いま、打ち合わせ中ですよ」

 午前中ワンフロア上のマーケティング部に立ち寄ったが生憎不在だった。

「ありがとう。また昼休みに来るよ、そうだ栗生が来たって伝えといて」
「わかりました、伝えておきます」

 マーケティング部のデザイン担当の大見君に言伝して営業フロアへ階段を駆け下りた。

 取引先と電話対応していると、フロアの入り口に照屋の姿が見えた。打合せが終わったのだろう、律儀にこちらに来てくれたようだ。周囲を見回しながら、私の姿を発見したようだ。笑顔で向かってくる姿は、何か清々しさを感じる。

「おはようございます、栗生さん、先ほどはすみません、打ち合わせ中で」
「おはよう、照屋。すまんね、わざわざこっちまで来てもらって」
「いいんすよ、気にしないでください」

 気を遣わせてるな・・・。何か後ろめたさと自分の変わろうと思う気持ちとの葛藤がこみあげてくる。

「いや、実は昨日の話の続きなんだけどね・・・」
「そうだと思いましたよ。結構乗っていましたよね」
「そうなんだ、あまりここで詳しい話はできないけど、今晩でもどう? いっぱいひっかけないか?」
「いいっすよ、もちろんです。でも栗生さん、相変わらず古いっすね、いっぴいひっかけるなんて、いまどきあまり言わないんじゃないですか?」

 そうなのか。結構言っているような気がする。

「まあ、どうでもいいっすね。どうします、何時頃にしますか?」
「そうだな、19時に下のロビーで待ち合わせでどう?」
「わかりました。それでは、19時に。店はどうします?」
「そうだね、桜通りの角の升舞でどう?」
「いいっすね、ひさしぶりっすよ升舞行くのは、おっちゃん元気ですかね」
「俺も久しぶりだからさ、まあ、今日はオレのおごりで行こうな」
「ラッキーっす。お言葉に甘えて・・・」
「その分いろいろと相談に載ってもらうからな」

 続く・・・


投稿者:Sales K

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