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パパDJ〜第5話「はじまりのとき」

パパDJ第5話

 夢。

 幸せに暮らす夢、自分の野望を達成する夢、人のために役立とうとする夢。夢にもいろいろある。でも、今自分にとっての夢は、意外に、身近なものであるかもしれない。

 妻との信頼関係、子どもたちへの威厳、父としての背中をみせてこなかった自分。家族の中で、孤立していく自分と、それを家族のせい、仕事のせい、世の中のせいにしている。常に自分を正当化することばかりを考え、自己中心的になっている。そして一番身近でかけがえのない宝物を粗雑にし放置してきた結果が今の状態なのではないか。

 きっと今までの私は、夢と欲をはき違いていたのではないか。自分の欲を叶えていくことが夢であったと思う。しかし、今朝みた夢は何かそんな次元で括るものではなかった。そう、家族との融和、子どもとの自然の触れ合い、父親としての存在、当たり前すぎることではあるが、現実としてそれは実現できていない。自分の考え方を変えれば決してそれは、はかない夢ではなく現実に掴むことのできる望みに変わってきている。まさに今、私は、この望みが叶うことを夢みているのだ。

It's not a dream: It's beatmix

 今日見た夢を、正夢にしたい。他からもたらされるものでなく自ら叶えていく夢。今日見た夢をきっかけに、一歩を踏み出すこと。それが今の自分にできることかもしれない。

 今まさに、このきっかけから状況を打破しないといけないんじゃないのか、オレ。

 自分の深層にある心理が危険信号を発してあの夢を見させたんじゃないのか?とも思える。そして朝、たまたま一緒になった照屋のこともそうだ。まさか、あいつがDJをやっているとは露知らず、何か、見えない手が私の背中を押しているんじゃないのか? 多分、いや間違いない。

 DJをやってみよう。純粋な今の気持ちだ。

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投稿者:Sales K


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