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【連載】u-heはユーヘーでもウーヒーでもなく『ユーヒー』と読みますよ!vol.5

u-he製品を順番に紹介している本連載。

タイトルをABC順に紹介しながら前回はHiveを紹介しました

今回はABC順の自分ルールに従ってダイナミクス・プロセッサー、Presswerk


 

MIDI設定とプリファレンス

Presswerkはコンプレッサー/リミッタープラグインで、音圧を調整したりサウンドにメリハリをつけたりします。

起動するとこのようなGUIになっています。

Presswerk GUI

左上にBYPASSボタン、右上にプリファレンスボタンがあります。
プリファレンスボタンをクリックするとMIDIラーニングのモードになり、画面がこのように変化します。

MIDIラーニング

赤枠で囲われたメニューをクリックして、MIDIコントローラから信号を送信するとラーニングされるという、割とオーソドックスな手順ですね。

プリファレンス内2段目のアイコンをクリックするとMIDI Table(MIDIリスト)が表示されます。

MIDIリスト

それぞれの項目はクリックまたはドラッグで値を変更できるので、Addボタンをクリックして直接指定することもできます。

プリファレンス3段目のアイコンでいよいよプリファレンス本丸が開きます。

Preferences
Curve Display:Threshold、Ratioなどの設定グラフィックのライン表示方法を、eco,fast,glowから選択可能です。
Default Size:Presswerkの表示サイズを70%から200%まで10%刻みで設定可能です。
Gamma:GUIの明るさを5段階調整可能です。
Text Antialiasing:テキストのアンチエイリアスを切り替える。通常はonのままですが、offにすることでテキストの読みやすさが改善する場合があります。
Base Latensy:基本は16sampleに設定しますが、ホストの仕様によってはoffにすることができます。場合によってはオーディオに歪みが生じるかもしれません。

プリセット選択とHQモードとスペシャル・ビュー

GUI中央上部のディスプレイ部分にプリセット等のメニューが集まっています。

Presswerk ディスプレイ

プリセット名称左右の矢印ボタンでプリセットの順送り/逆送りし、名称をクリックして現在選択中のバンク内のプリセットを直接選択します。

PRESETボタンをクリックしてブラウザを開きバンクやプリセットの選択をし、SAVEボタンでプリセットの保存を行います。
保存は現在選択中のバンクに行われるので、PRESETをクリックしてブラウザを表示した状態で行った方が都合が良いです。

SAVEボタン右のUNDOは直前の操作を取り消し、REDOは直前のUNDOの取り消しです。

プリセット名称左下のMIDIは、プリファレンスでMIDIマッピングを行っている場合に、MIDI信号を受けた際に点灯します。

HQアイコンをクリックするとHQモードが有効になり、44.1kHz/48kHzの場合は4倍、88kHz/96kHzの場合は2倍のオーバーサンプリングを行います。

エイリアシングノイズが発生してしまう場合や、サチュレーションやゲインを高めに設定した際のノイズにも非常に効果的で、ホストのオフラインバウンスなどの際に有効にしておくのがオススメです。

プリセット名称右下のプルダウンメニュー(画像ではINIT VIEWと表示)をクリックすると、操作特性の異なるGUIに変更することができます。

スペシャル・ビュー選択メニュー

これはとても面白い機能で、以下のような種類があります。

Easy Compressor
Easy Compressor

Vocal Compressor
Vocal Compressor

Drum Compressor
Drum Compressor

Bus Compressor
Bus Compressor

M/S Compressor
M/S Compressor

Limitter
Limitter

各スペシャル・ビュー内のMain Viewボタンをクリックすると通常のNormalビューに戻ります。

これらは内部で操作がマクロ化されていて、ノーマルGUIで表示されている機能の一部をひとつのノブから同時に操作するようにされているなど、それぞれのタイプごとに、より簡単により良い結果を得られるように設計されています。

各スペシャル・ビューの操作方法についてはPresswerk解説第2回でお伝えします。

簡潔な操作でサウンドにパンチを与えたい人はためしに製品ページからデモバージョンをダウンロードしてトラックにインサートしてみてください。

かなりグッとくると思いますよ!

それでは

今回はこの辺で。
次回はエフェクトラインからSATINを紹介予定です。

Presswerk

ダイナミクス・プロセッサー